五輪は本当にきつかった。正直、もう守備はしたくないって思うくらい
今夏、東京五輪に臨んだなでしこジャパンは、奮闘むなしくベスト8で姿を消した。世界との差を痛感する結果となったことは、中島自身も認めるところだ。その五輪で彼女は何を感じ取ったのか?
――◆――◆――
日本にも能力の高い選手はどんどん出てきていますが、やはり世界のレベルアップのスピードは速いです。それはオリンピックですごく感じました。とくに差を感じたのはフィジカル。熊谷紗希選手など海外でプレーしている選手は戦えていたと思いますが、自分はまだまだ弱いなと感じました。
例えば日本で速いと言われている選手でも、海外では普通のスピードですし、まず日本では経験できないものがあります。そのうえ、強豪国は男子並みのキック力もあって、右ウイングから左ウイングへのサイドチェンジとか・・・。いやあ、あれはきつかったですね(笑)。
五輪では守備をする時間が長かったので、本当にきつかった。正直、もう守備はしたくないって思うくらい。だからこそ、まずはボールを持っておきたいんですよね。ボールを回しながらゴールに進んでいくサッカーがいいと思いますし、そこが日本の強み。「止める・蹴る」という部分では、海外の選手に比べても日本の選手は巧い。海外でも巧い選手はいるけど、全員が全員そういうわけじゃないし、日本人にはやっぱり器用さや俊敏さがあります。
さらに、日本は世界のトップと比べても組織力もすごくあると思っています。海外だと中や逆サイドの動きに合わせてサイドが締めるとか、そういう連係があまりないんです。うまく間あいだに立って、テンポよくボールを動かせたら、もっと行けたのかなとは思います。ただ、口ではこう言えますが、それをピッチで実現できるかが問題ですね。
もちろん、フィジカル面をもっと向上させていきながら、もっとポゼッションを突き詰めて相手が追いつけないくらいのテンポで回していく――。うーん、難しいけど、そこが日本の良さだし、目指すべきところかなと。
やはり現役でやっている以上は、代表を目指していますが、今回外れたのは自分の実力不足という面もあると思います(※11月のオランダ遠征ではメンバーから外れた)。そこは、INACには良い監督もいるので、自分を磨きながら、また代表に入れるよう、常にいいプレーができるように、日々良い準備をして取り組んでいきたいですね。
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日本にも能力の高い選手はどんどん出てきていますが、やはり世界のレベルアップのスピードは速いです。それはオリンピックですごく感じました。とくに差を感じたのはフィジカル。熊谷紗希選手など海外でプレーしている選手は戦えていたと思いますが、自分はまだまだ弱いなと感じました。
例えば日本で速いと言われている選手でも、海外では普通のスピードですし、まず日本では経験できないものがあります。そのうえ、強豪国は男子並みのキック力もあって、右ウイングから左ウイングへのサイドチェンジとか・・・。いやあ、あれはきつかったですね(笑)。
五輪では守備をする時間が長かったので、本当にきつかった。正直、もう守備はしたくないって思うくらい。だからこそ、まずはボールを持っておきたいんですよね。ボールを回しながらゴールに進んでいくサッカーがいいと思いますし、そこが日本の強み。「止める・蹴る」という部分では、海外の選手に比べても日本の選手は巧い。海外でも巧い選手はいるけど、全員が全員そういうわけじゃないし、日本人にはやっぱり器用さや俊敏さがあります。
さらに、日本は世界のトップと比べても組織力もすごくあると思っています。海外だと中や逆サイドの動きに合わせてサイドが締めるとか、そういう連係があまりないんです。うまく間あいだに立って、テンポよくボールを動かせたら、もっと行けたのかなとは思います。ただ、口ではこう言えますが、それをピッチで実現できるかが問題ですね。
もちろん、フィジカル面をもっと向上させていきながら、もっとポゼッションを突き詰めて相手が追いつけないくらいのテンポで回していく――。うーん、難しいけど、そこが日本の良さだし、目指すべきところかなと。
やはり現役でやっている以上は、代表を目指していますが、今回外れたのは自分の実力不足という面もあると思います(※11月のオランダ遠征ではメンバーから外れた)。そこは、INACには良い監督もいるので、自分を磨きながら、また代表に入れるよう、常にいいプレーができるように、日々良い準備をして取り組んでいきたいですね。
日本にも能力の高い選手はどんどん出てきていますが、やはり世界のレベルアップのスピードは速いです。それはオリンピックですごく感じました。とくに差を感じたのはフィジカル。熊谷紗希選手など海外でプレーしている選手は戦えていたと思いますが、自分はまだまだ弱いなと感じました。
例えば日本で速いと言われている選手でも、海外では普通のスピードですし、まず日本では経験できないものがあります。そのうえ、強豪国は男子並みのキック力もあって、右ウイングから左ウイングへのサイドチェンジとか・・・。いやあ、あれはきつかったですね(笑)。
五輪では守備をする時間が長かったので、本当にきつかった。正直、もう守備はしたくないって思うくらい。だからこそ、まずはボールを持っておきたいんですよね。ボールを回しながらゴールに進んでいくサッカーがいいと思いますし、そこが日本の強み。「止める・蹴る」という部分では、海外の選手に比べても日本の選手は巧い。海外でも巧い選手はいるけど、全員が全員そういうわけじゃないし、日本人にはやっぱり器用さや俊敏さがあります。
さらに、日本は世界のトップと比べても組織力もすごくあると思っています。海外だと中や逆サイドの動きに合わせてサイドが締めるとか、そういう連係があまりないんです。うまく間あいだに立って、テンポよくボールを動かせたら、もっと行けたのかなとは思います。ただ、口ではこう言えますが、それをピッチで実現できるかが問題ですね。
もちろん、フィジカル面をもっと向上させていきながら、もっとポゼッションを突き詰めて相手が追いつけないくらいのテンポで回していく――。うーん、難しいけど、そこが日本の良さだし、目指すべきところかなと。
やはり現役でやっている以上は、代表を目指していますが、今回外れたのは自分の実力不足という面もあると思います(※11月のオランダ遠征ではメンバーから外れた)。そこは、INACには良い監督もいるので、自分を磨きながら、また代表に入れるよう、常にいいプレーができるように、日々良い準備をして取り組んでいきたいですね。
※後編に続く。次回は12月30日に掲載します。
取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)