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【バイタルエリアの仕事人】Vol.12 中島依美|WEリーグ独走首位も納得はできず? プロ化、なでしこジャパンに抱く本音とは――

カテゴリ:女子サッカー

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年12月29日

お客さんの目というのは、やっぱり大きなモチベーション

持ち前の攻撃力だけでなく、リスク管理も求められるアンカー。中島は「もっとやれることを増やしたい」と意欲的に取り組む。写真:塚本凜平(サッカーダイジェスト写真部)

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 今年6月、元なでしこジャパンで日テレ・東京ヴェルディベレーザの岩清水梓が『サッカーダイジェストWeb』のインタビューにおいて、WEリーグ開幕への想いを問われ、こんな返答をしていた。「女子でプロ化なんて、本当にできるの?」と。

 女子サッカーの現状を長く見続けてきた選手ほど、不安に思う部分も少なくないのかもしれない。実際、中島自身もそう感じるひとりだという。しかし、だからこそ日本の女子サッカーの変化に期待する部分も大きいようだ。

――◆――◆――
 
 正直、私もイワシさん(岩清水)と同じで、「できるの? 大丈夫なの?」という想いはありました。結局、金銭面もそうですし、お客さんもそこまで多くない。INACはけっこう入っているほうですが、他のチームになると数百人という試合もあるし、それを思うと本当に「プロリーグ」と言っていいのか、という気持ちは正直あります。

 でも、だからこそ私たちは「プロ」としてそれに見合う試合を見せていきたいという想いは強いです。結果でお客さんに応えていくのがプロだと思いますし。

 お客さんの目というのは、やっぱり大きなモチベーションになります。例えば、Jリーグって本当に凄いなって改めて思うんです。ここ(神戸)だったらヴィッセルは、ほぼ満席に近い状態だし、女子のリーグでもイングランドのプレミアリーグはたくさん入っている。日本も文化的に難しい部分もあるかもしれませんが、女子ももっともっとお客さんが入ってほしいという想いはあります。

 ただ、プロになって今のところ環境的に大きく変わったことというのはありません。INACは午前中にしっかり練習ができるんです。なでしこリーグ時代からずっとそうで、他のクラブに比べたら、その時からすごくいい環境ではやらせてもらっていると思います。そういう意味でも、初代チャンピオンという結果を残したいですね。
 
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