• トップ
  • ニュース一覧
  • 「世界を見てこい」恩師の言葉で海外武者修行も視野に…左足の名手が志す指導者への道【玉田圭司ストーリー・後編】

「世界を見てこい」恩師の言葉で海外武者修行も視野に…左足の名手が志す指導者への道【玉田圭司ストーリー・後編】

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2021年12月27日

「コロナが落ち着いたらぜひ海外に」と意欲を示す

引退後は指導者になるのも選択肢ひとつに入っている。果たしてどんな道を選ぶのだろうか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 恩師から厳しいエールを送られた本人は「コロナが落ち着いたらぜひ海外に行って勉強したい」と意欲を示している。彼には現役時代にともに戦った洪明甫(蔚山現代監督)、ドラガン・ストイコビッチ監督(現セルビア代表)、ディエゴ・フォルランといったネットワークがあるし、それを生かすことも可能なはず。本田監督など周囲の人々の人脈を紹介してもらえる環境にもある。そういった財産を最大限有効活用しながら、理想の楽しいサッカーを具現化することができれば、まさに最高のシナリオだ。
 
「いずれにしても、個性を伸ばすことは大事。自分も左足には強いこだわりを持ちながらここまでやってきた。日本にも世界にも左利きの素晴らしい選手が沢山いるけど、僕は人と自分を比べたことはない。『自分ならこうする』という考えでやってきました」と武器を突き詰めることの大切さを玉田は口にする。指導者になった際にはそのことをしっかりと伝え、見る者を魅了するようなタレントをひとりでも多く表舞台に送り出し、そのうえで勝てるチームを作ってほしいものだ。

 稀代のレフティの第2章に大きな期待を寄せたい。

取材・文●元川悦子(フリーライター)
 
【関連記事】
稀代のテクニシャンはいかにして作られたのか?「俺の原点」習志野高から日本代表への飛躍まで【玉田圭司ストーリー・前編】
名古屋・セレッソ時代に出会った3人の恩人――ピクシー、フォルラン、風間八宏から学んだもの【玉田圭司ストーリー・中編】
“怪物”平山相太が現役時代に凄いと思った3人の選手。「どんだけ自分はニセモノなんだ」と痛感した本当の怪物とは?
「歴代最高のアジア人選手のひとり」アグエロ現役断念で中田英寿のキャリアに海外注目!「早期引退の偉大な5人」に選出、元助っ人Jリーガーの名も…
「陰の功労者」浦和のGK塩田仁史が現役引退を発表。「40歳になる私にチャンスを下さった浦和レッズには感謝しかありません」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ