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【橋本英郎】独断と偏見の“J歴代パサー”ベスト10! ヤット、俊さん、ミツオ、憲剛を抑えての第1位は──【2021総集編】

カテゴリ:連載・コラム

橋本英郎

2021年12月11日

「言葉ではなく、パスで伝える」のがヤットの凄さ。

ガンバに数多のタイトルをもたらした二川孝広。今季はJFLで現役を続行する。(C)SOCCER DIGEST

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 では、3位! 元鹿島アントラーズの【小笠原満男】選手です。

 中村憲剛選手、中村俊輔選手を抑えてこの順位なのか!? 同級生だから! ってわけではないのですが、自分が高校3年生の時に初めてU-18代表候補合宿で一緒にプレーしました。実はそのときまで彼の存在は知らなかったんです。だからですかね、あのとき感じた衝撃は凄まじかった。23年経ったいまでも鮮明です。

 それからJリーグで何度も対戦しました。トップ下で活躍する彼を抑えようと果敢にプレッシャーを掛けましたが、自分ではこれならスルーパスを出せないだろうと思ったアプローチやプレッシャーのなかでも、30メートルほどのロングスルーパスを出されて失点してしまいました。

 その瞬間、見えている世界が違うんだな、俺のプレッシャーはプレッシャーにはなっていないんだな、もっとプレッシャーを掛けられる選手にならないと生き残っていけない! って試合をしながら痛感したのを思い出します。

 2位は、今季もジュビロ磐田に籍を置く【遠藤保仁】選手です。

 正直、彼ほどのインサイドパス、アウトサイドのキック、ロングキックとすべてを丁寧に蹴れる選手を僕は知りません。ガンバではいつもコンビを組みましたが、力が入ってなくてもボールがしっかり返ってくる。中村俊輔選手に感じたのと同じ感覚ですよね。間近でずっと見ていましたが、真似できませんでした。

 言わずもがな、すべてのパスは意図を持って出します。例えばあえて足下ではなく、前方に出して味方選手の身体の向きを変えてみたり。味方選手が気付いてないことを、パス1本で気づかせてしまうんです。言葉ではなく、パスで伝える。こんな選手はいません。
 
 お待たせしました、ついに1位の発表です。もうお察しの通りでしょうか。贔屓目ですね、これは。元ガンバで、現ティアモ枚方の【二川孝広】選手です。

 僕よりひとつ年下の彼とは、ユース時代からずっと一緒にプレーしてきました。歴代の名だたるガンバの外国籍ストライカーから、「フタがいれば得点王になれる!」と言われ続けた男です。

 スルーパスに特化した選手ですね。自分自身と彼を比べていつも感じていた劣等感。それはスルーパスを出す際、2Dで見ているのか、3Dで見ているのかの絶対的な違いにあります。つまり僕のパスは、選手と選手の間を通すスルーパスになります。それが二川選手になると、平面だけでなく高さも加えながらスルーパスを出します。その選択肢のどちらでも通せる場合は、受け手が欲しているパスの種類を選択します。

 自分がどれだけいい状態でなくても、受け手が要求したタイミングでパスを出せる。僕なら、出せないから見えていたとしても諦めてしまいます。そこを彼は挑戦し、通し続けていたからこそ凄いのです。
 
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