17日のエビアン合宿からドイツ語レッスンもスタート。
シュミット監督は今シーズンのサッカーについて、「すべてを変えたりはしない。ほとんどのオートマティズムは残しておく」と明言している。それを一から覚えなくてはならない武藤は、ポジション争いで小さくないハンデを抱えていることになる。
それでも監督に使いたいと思わせるだけの魅力をアピールすることができるか、それが鍵となりそうだ。
プレー面だけでなく、新しい環境への適応もむろん重要だ。必要なのはやはりドイツ語の習得だ。
「武藤には英語力がある。その点も考慮して獲得を決めたが、ドイツ語のレッスンを受けてもらう」
と、シュミット監督もドイツ語のマスターを義務づけている。チームマネジャーのクリスティアン・ハイデルによれば、7月17日にスタートするフランス・エビアンでの合宿からドイツ語レッスンも始めるという。
なにもかもが新しい環境のなかで、武藤はどう自分と向き合い、仲間と関わり合い、居場所を見つけていくのか。その挑戦をまずは興味深く見守りたい。
取材・文:中野吉之伴
中野吉之伴(なかの・きちのすけ)/1977年生まれ。ドイツ・サッカー連盟公認A級ライセンス保持者(UEFA-Aレベル相当)で、現在は4部リーグに所属するFCアウゲンU-19監督を務める。育成のエキスパートになるため、大学卒業後に渡独。生活に密着しているドイツ・サッカーの奥深さを日本に還元することをテーマとし、体罰や偏見なく、だれでもサッカーが生涯楽しめる社会になることを夢見ている。最近は執筆業にも精力的に力を注ぐ。
それでも監督に使いたいと思わせるだけの魅力をアピールすることができるか、それが鍵となりそうだ。
プレー面だけでなく、新しい環境への適応もむろん重要だ。必要なのはやはりドイツ語の習得だ。
「武藤には英語力がある。その点も考慮して獲得を決めたが、ドイツ語のレッスンを受けてもらう」
と、シュミット監督もドイツ語のマスターを義務づけている。チームマネジャーのクリスティアン・ハイデルによれば、7月17日にスタートするフランス・エビアンでの合宿からドイツ語レッスンも始めるという。
なにもかもが新しい環境のなかで、武藤はどう自分と向き合い、仲間と関わり合い、居場所を見つけていくのか。その挑戦をまずは興味深く見守りたい。
取材・文:中野吉之伴
中野吉之伴(なかの・きちのすけ)/1977年生まれ。ドイツ・サッカー連盟公認A級ライセンス保持者(UEFA-Aレベル相当)で、現在は4部リーグに所属するFCアウゲンU-19監督を務める。育成のエキスパートになるため、大学卒業後に渡独。生活に密着しているドイツ・サッカーの奥深さを日本に還元することをテーマとし、体罰や偏見なく、だれでもサッカーが生涯楽しめる社会になることを夢見ている。最近は執筆業にも精力的に力を注ぐ。