【第1S総括】守りに重きを置いた半面、攻撃のアイデア不足は否めなかった。
J1第1ステージは浦和の無敗優勝で幕を閉じたが、前半戦の17試合を全18チームはいかに戦ったのか?
『サッカーダイジェスト』の各チーム担当記者が、6月27日で最終節を迎えた第1ステージを振り返り総括するとともに、第2ステージに向けた各チームの動きと見どころを解説する。
――◆――◆――
FC東京
第1S成績:2位 勝点:35 11勝2分4敗 24得点・18失点
ポイント1)第1ステージの出来を点数で表わすと?
75点
16節を終えた時点での18失点は、今季のJ1で4番目に優秀な成績。1点差の勝利が実に「10」と僅差の試合をモノにできたのも、前線から連動する組織的な守備が機能していたからだろう。
ただ、守りに重きを置いた半面、攻撃のアイデア不足は否めなかった。仕掛けや崩しの局面では武藤の個人技と太田のクロス頼みの印象が強く、複数人が絡む華麗なアタックは皆無に等しかったのだ。
勝負どころの鹿島戦や浦和戦に敗れた背景にも、攻撃陣の不振があった。ガードは堅いが、繰り出すパンチは少ない──。スカッとするような試合は少なく、内容で不満の残る点はあった。
ポイント2)第1ステージのチームMVPは?
太田宏介
同点弾と決勝弾がひとつずつ。さらに、チームトップの8アシストと、攻撃面での貢献度は第1ステージで10ゴールを決めた武藤に決して引けを取らない。シーズン開幕から大怪我もなく、不動の左SBとして大きな存在感を示した。
ポイント3)第2ステージでの巻き返しや台頭が期待される選手は?
前田遼一
武藤の壮行試合となった清水戦では、絶頂期を彷彿させるフィニッシュワークで2ゴール。J1通算140得点に到達し、カズ超えを果たした。これを機に勢いに乗れれば、第2ステージでは前線の核として確固たる地位を築くかもしれない。
『サッカーダイジェスト』の各チーム担当記者が、6月27日で最終節を迎えた第1ステージを振り返り総括するとともに、第2ステージに向けた各チームの動きと見どころを解説する。
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FC東京
第1S成績:2位 勝点:35 11勝2分4敗 24得点・18失点
ポイント1)第1ステージの出来を点数で表わすと?
75点
16節を終えた時点での18失点は、今季のJ1で4番目に優秀な成績。1点差の勝利が実に「10」と僅差の試合をモノにできたのも、前線から連動する組織的な守備が機能していたからだろう。
ただ、守りに重きを置いた半面、攻撃のアイデア不足は否めなかった。仕掛けや崩しの局面では武藤の個人技と太田のクロス頼みの印象が強く、複数人が絡む華麗なアタックは皆無に等しかったのだ。
勝負どころの鹿島戦や浦和戦に敗れた背景にも、攻撃陣の不振があった。ガードは堅いが、繰り出すパンチは少ない──。スカッとするような試合は少なく、内容で不満の残る点はあった。
ポイント2)第1ステージのチームMVPは?
太田宏介
同点弾と決勝弾がひとつずつ。さらに、チームトップの8アシストと、攻撃面での貢献度は第1ステージで10ゴールを決めた武藤に決して引けを取らない。シーズン開幕から大怪我もなく、不動の左SBとして大きな存在感を示した。
ポイント3)第2ステージでの巻き返しや台頭が期待される選手は?
前田遼一
武藤の壮行試合となった清水戦では、絶頂期を彷彿させるフィニッシュワークで2ゴール。J1通算140得点に到達し、カズ超えを果たした。これを機に勢いに乗れれば、第2ステージでは前線の核として確固たる地位を築くかもしれない。