[J１第36節]FC東京０-２徳島／11月20日／味の素スタジアム

【チーム採点・寸評】
徳島　７
“ボールを動かす派”の中でも、特に立ち位置の変化、幅を使った揺さぶり、左右での異なる味付けなどの特長がわかりやすい徳島は、持てる魅力を試合開始から発揮。たまにショートカウンターも混ぜつつ攻め続け、相手の選手に当たってコースが変わる形ではあるが、ブロックを敷くFC東京の牙城を前半終了間際、ついに崩した。人もボールも動き追加点もあったこの内容での勝利は自信になる。J１残留に向け大きな1勝。

【徳島｜採点・寸評】
MAN OF THE MATCH
GK
21　上福元直人 7
殊勲のPKストップで勝利を手繰り寄せた。前半はゴールマウスを脅かされる機会がなかったが、後半しっかり蓋をして貴重なリードを保った。
【動画】守護神・上福元が永井のPKを「読み切って見事にキャッチ！！」

DF
15　岸本武流　6
再三の攻め上がりを敢行しつつ、右ワイドのタテ軸が埋まっているときはサイドバックのポジションで守備機会に備えた。静的な左サイドに対して動的な右サイドのリズムを作っていた。

DF
14　カカ　6
高さを使ったディフェンスでクロスに対して安心感。福岡と協調して最終ラインの安全を保っていた。88分のアダイウトンへの対応は見事だった。
 

DF
20　福岡将太　6
最終ラインを制御しつつ、ビルドアップの起点となった。守備でもカカとの2センターでよく協調してゴール前のリスクを減らしていた。

DF
4　ジエゴ　5.5
PKを招いたファウルは悪気がなかったとしても、足を高く上げている時点でやや軽率。上福元のおかげで大事に至らなかったがイエローカードを鑑み、若干の減点。

MF
8　岩尾　憲　6.5
アンカーの位置で前後に目端をきかせてゲームのリズムをコントロール。ときに4-1-5状態にもなるフォーメーションの、扇のへそで存在感を発揮した。

MF
23　鈴木徳真　6
藤田や宮代と位置を変えながらチャンスメイク。ボールを動かして攻め続けるチームの機能を形作った。