原口の“ギラギラ感”が火を点ける
3つ目は、オマーンでの試合環境にどう向き合うか。キックオフ時間の気温は26~27度と想定されるが、時間が進むにつれて疲労の蓄積が大きくなりやすい。日本はベトナムで1試合をこなしたことで、より動きやすくなっているはずだが、後半になると運動量が低下してきて、どうしてもルーズなところは出てきてしまうだろう。
前回の対戦でも分かるように、イバンコビッチ監督は選手交代も老獪で、ダイヤモンド型の4-4-2を変更してくるとしたら、後半途中からである可能性が高い。日本としては十分に動ける前半のうちにゴールを奪って、アドバンテージを取っていきたい。オマーンはグループ3位でプレーオフに進むのが現実的な目標になってきている。
相手は前半のうちに失点すると、焦りからプレーが雑になってくる可能性が高い。そうなると日本もポゼッションだけでなく、カウンターからオマーンの間延びしたディフェンスを突いてゴールを狙いやすくなる。早い時間帯の先制点が大事なのはどの試合も同じだが、今回はとりわけその重要性が高くなりそうだ。
キーマンに挙げたいのが原口元気。守田英正が出場停止ということで、日本はベトナム戦から最低でも一枚はスタメンが変更されることになる。柴崎岳や旗手怜央など守田のポジションに入る候補はいるが、原口を勧めたい理由は所属のウニオン・ベルリンでのプレーが日本代表の改善点とリンクすることだ。
前回の対戦でも分かるように、イバンコビッチ監督は選手交代も老獪で、ダイヤモンド型の4-4-2を変更してくるとしたら、後半途中からである可能性が高い。日本としては十分に動ける前半のうちにゴールを奪って、アドバンテージを取っていきたい。オマーンはグループ3位でプレーオフに進むのが現実的な目標になってきている。
相手は前半のうちに失点すると、焦りからプレーが雑になってくる可能性が高い。そうなると日本もポゼッションだけでなく、カウンターからオマーンの間延びしたディフェンスを突いてゴールを狙いやすくなる。早い時間帯の先制点が大事なのはどの試合も同じだが、今回はとりわけその重要性が高くなりそうだ。
キーマンに挙げたいのが原口元気。守田英正が出場停止ということで、日本はベトナム戦から最低でも一枚はスタメンが変更されることになる。柴崎岳や旗手怜央など守田のポジションに入る候補はいるが、原口を勧めたい理由は所属のウニオン・ベルリンでのプレーが日本代表の改善点とリンクすることだ。
彼が4-3-3のインサイドハーフに入る場合、前目に起点を作れることに加えて、流れに応じて4-2-3-1のトップ下にポジションを変えることもできる。そして原口自身が「ボックス・トゥ・ボックス」と表現する通り、サイドからのクロスやリターンに対してゴール前に入って行く走力があり、守備面でも問題はない。
「ポジションを奪っていくようなパフォーマンスを出せる試合をやりたい」と語る原口のギラギラしたものが、日本代表に火を点けることへの期待値は高い。その一方で、試合をクローズしていく状況では、柴崎の落ち着きやゲームコントロールが有効になるし、後半にゴールが必要になった場合は、旗手のダイナミックかつクレバーな動きがチームに与えるプラスも大きい。
そういった選手の特長や組み合わせをどう考えながら、森保監督はメンバーをチョイスしていくのか。ストレートで本大会出場が決まるグループ2位以内の確保に向けて、ベトナム戦に引き続き勝点3はマストだが、来年の予選残り4試合につながる戦いを見せて、11月シリーズを締め括ってもらいたい。
取材・文●河治良幸
【PHOTO】W杯アジア最終予選ベトナム、オマーン戦に臨む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
【PHOTO】オマーンとのリベンジマッチに備え、着々と準備を進める日本代表を特集!
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そういった選手の特長や組み合わせをどう考えながら、森保監督はメンバーをチョイスしていくのか。ストレートで本大会出場が決まるグループ2位以内の確保に向けて、ベトナム戦に引き続き勝点3はマストだが、来年の予選残り4試合につながる戦いを見せて、11月シリーズを締め括ってもらいたい。
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