原口の柴崎への落としはやや乱れて――
もっと言えば、柴崎自身がパスを受けた状況も気になる。右サイドでキープした酒井が中央の原口に横パスを入れる。原口はダイレクトで柴崎に落とす。そのパスはやや乱れて、柴崎が追うような恰好になる。なんとかタッチラインを割らずにボールを収めたけど、その間にサウジの選手が素早く寄せてくる。
僕の中で引っかかったのは、原口はなぜ前を向かなかったのか、だ。最初からバックパスしか選択肢がなかったように見えた。あの場面で前を向くか、向かないかで、攻撃のスピード感はまるで違ってくる。後ろにひとつ下げれば、その分、相手の守備に余裕を与える。ゴールへと向かっていく迫力が、原口の持ち味でもあると思うから、その意味では少し残念ではあった。
失点に絡んだ柴崎は、たしかにいつもよりボール逸だったり、テンポが遅いなと感じさせるプレーが目立った。それでも、チームのポゼッションで果たす役割は小さくなかったし、序盤には相手GKを慌てさせる見事なミドルシュートもあった。
僕の中で引っかかったのは、原口はなぜ前を向かなかったのか、だ。最初からバックパスしか選択肢がなかったように見えた。あの場面で前を向くか、向かないかで、攻撃のスピード感はまるで違ってくる。後ろにひとつ下げれば、その分、相手の守備に余裕を与える。ゴールへと向かっていく迫力が、原口の持ち味でもあると思うから、その意味では少し残念ではあった。
失点に絡んだ柴崎は、たしかにいつもよりボール逸だったり、テンポが遅いなと感じさせるプレーが目立った。それでも、チームのポゼッションで果たす役割は小さくなかったし、序盤には相手GKを慌てさせる見事なミドルシュートもあった。
ゴールチャンスで言えば、24分の南野のヘディングシュートや、その5分後の大迫のGKとの1対1など、日本に決定機がなかったわけではない。特に大迫が確実に仕留めていれば、結果はまた違ったものになったかもしれない。
好機をモノにしたのがサウジで、できなかったのが日本。痛い敗戦だったけど、日本がどうしようもないほど劣っていたわけではない。わずかな差でもあった。
とにかく、次のオーストラリア戦だ。この時点で何かが決まったわけではない。意地を見せて、是が非でも勝点3を取ってほしい。
【W杯アジア最終予選PHOTO】日本 0-1 サウジアラビア|ミスから痛恨の失点…攻撃陣も不発に終わり、予選突破に向け痛すぎる敗戦
好機をモノにしたのがサウジで、できなかったのが日本。痛い敗戦だったけど、日本がどうしようもないほど劣っていたわけではない。わずかな差でもあった。
とにかく、次のオーストラリア戦だ。この時点で何かが決まったわけではない。意地を見せて、是が非でも勝点3を取ってほしい。
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