引退したブラジル人選手のための会社を設立
11年4月に母国へ戻り、アトレチコMGで心機一転を図ったものの、その後も怪我との戦いは続き、国内外の中小クラブを転々と渡り歩いた末、18年に35歳で現役を退いた。
几帳面な性格で、練習熱心だっただけに、悔やまれるのが故障の多さだ。20代半ばごろからコンディションを良好に保てなくなり、メディアやサポーターから痛烈に批判された。そうした声を気にして怪我が完治しないうちに練習を再開し、結果的に患部を悪化させてしまったり回復を遅らせてしまうことが少なくなかった。
現役引退後は、選手の代理人として働いている。並行して経済や投資について猛勉強し、21年4月には、引退した選手に対して資産管理やセカンドキャリアに関するアドバイスを行なう会社を設立した。
几帳面な性格で、練習熱心だっただけに、悔やまれるのが故障の多さだ。20代半ばごろからコンディションを良好に保てなくなり、メディアやサポーターから痛烈に批判された。そうした声を気にして怪我が完治しないうちに練習を再開し、結果的に患部を悪化させてしまったり回復を遅らせてしまうことが少なくなかった。
現役引退後は、選手の代理人として働いている。並行して経済や投資について猛勉強し、21年4月には、引退した選手に対して資産管理やセカンドキャリアに関するアドバイスを行なう会社を設立した。
「ブラジル人選手の多くが引退後、破産に追い込まれている。杜撰な資産管理や無謀な投資が原因だ。そのような悲劇を避けるための手助けを、僕はしたいんだ」
会社設立の理由を説明したドゥドゥは、笑顔でこう締め括った。
「選手のキャリアや資産をマネジメントする仕事は、人を助けることに繋がるのでとてもやり甲斐がある。現役時代と同じか、それ以上に充実した毎日を過ごしているよ」
文●沢田啓明
※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年8月19日号より転載
会社設立の理由を説明したドゥドゥは、笑顔でこう締め括った。
「選手のキャリアや資産をマネジメントする仕事は、人を助けることに繋がるのでとてもやり甲斐がある。現役時代と同じか、それ以上に充実した毎日を過ごしているよ」
文●沢田啓明
※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年8月19日号より転載