川崎は10月の代表ウィーク前の5連戦で粘り切れば…
今シーズンの横浜は外国人選手の合流が遅れ、さらにキャプテンの喜田拓也も出遅れたために開幕時はやりくりに苦しんだものの、そのなかで起用された選手が経験を積んで戦力化されたことが今に活きている。中断明けから指揮を執るケヴィン・マスカット監督が試合をこなしながら、戦力を把握してきているのも強みだ。
川崎も福岡で”武者修行”していた遠野大弥や、大卒ルーキーの橘田健人がベンチメンバーとしては十分な戦力に成長。しかし田中碧や三笘薫の移籍、さらに怪我が重なったことで、主力としての働きが求められ、それまでベンチ外だった選手がベンチに入るといった状況で、前半戦では完全ターンオーバーにも耐えられたチームがそうではなくなった。
ルヴァン杯、ACLに敗退したことで、終盤戦の日程は”超過密”から”過密”くらいに下がったが、ACLの遠征帰りで10月の代表ウィーク前に5連戦が待っていることも非常に厳しい。言い換えると、その期間をもし横浜に逆転されずに粘り切れば、代表ウィークを利用して立て直せるので、逃げ切りの芽が十分に出てくる。ただ、横浜はここから基本1週間に1回の試合日程になるので、かなり有利であることは間違いない。
川崎も福岡で”武者修行”していた遠野大弥や、大卒ルーキーの橘田健人がベンチメンバーとしては十分な戦力に成長。しかし田中碧や三笘薫の移籍、さらに怪我が重なったことで、主力としての働きが求められ、それまでベンチ外だった選手がベンチに入るといった状況で、前半戦では完全ターンオーバーにも耐えられたチームがそうではなくなった。
ルヴァン杯、ACLに敗退したことで、終盤戦の日程は”超過密”から”過密”くらいに下がったが、ACLの遠征帰りで10月の代表ウィーク前に5連戦が待っていることも非常に厳しい。言い換えると、その期間をもし横浜に逆転されずに粘り切れば、代表ウィークを利用して立て直せるので、逃げ切りの芽が十分に出てくる。ただ、横浜はここから基本1週間に1回の試合日程になるので、かなり有利であることは間違いない。
川崎にとって希望は谷口彰悟や大島僚太、旗手怜央といった怪我人が、終盤戦に戻ってくる見込みがあること。一方の横浜は、畠中慎之輔が左ハムストリングの負傷で今季絶望と見られており、チアゴ・マルチンスの怪我もあったことで、現在は岩田智輝が4バックの中央を埋めている。さらに怪我人が出るとスクランブルになるが、特別指定を経て今年7月に正式加入した角田涼太朗にとっては、価値を示すチャンスと言えるかもしれない。
いずれにしても川崎と横浜のマッチレースであることは間違いない。最終節の直接対決で優勝が決まる展開になれば、Jリーグとしても最高に盛り上がるが、どうなるか。
いずれにしても川崎と横浜のマッチレースであることは間違いない。最終節の直接対決で優勝が決まる展開になれば、Jリーグとしても最高に盛り上がるが、どうなるか。