セットプレーを磨いて欲しい
オマーン戦後に吉田選手や遠藤選手が「基本的なところを徹底しないといけない」と口を酸っぱく言っていましたが、その部分は短期間の中で修正されていたと思います。それは選手だけでなく、監督、コーチからの修正もあったでしょうし、スタッフも含めたチーム力。中東まで移動したなかで良いものを見せられたのではないでしょうか。
まだまだ上を目指すうえでは改善点もあると思いますが、一番気になっているのはセットプレーからの得点です。ここまで格下相手の戦いや親善試合ではゴールも取れていますが、この2試合でもう少し決定的な場面を作って欲しかった。コロナ禍でなかなかデザインされたものを練習する時間もないとは思いますが、苦しい中でもセットプレーから得点を奪っていくことで流れを掴める。今後さらに磨いていって欲しいです。
中国戦から加わった守田英正選手や、追加招集の昌子源選手、オナイウ阿道選手なども見たかったという部分もありますが、最終予選で勝たないといけませんから、コンディション的、戦術的にベストの選手を送り出すというのは当然のこと。ただ、彼らがいることでチーム内の競争もずっと続くと思いますし、スタメンが変わった部分での競争もあると思います。次の試合まではここから1か月ほど期間もあるので、新たな戦いというか、個々の成長というのも必要になってくるでしょう。
まだまだ上を目指すうえでは改善点もあると思いますが、一番気になっているのはセットプレーからの得点です。ここまで格下相手の戦いや親善試合ではゴールも取れていますが、この2試合でもう少し決定的な場面を作って欲しかった。コロナ禍でなかなかデザインされたものを練習する時間もないとは思いますが、苦しい中でもセットプレーから得点を奪っていくことで流れを掴める。今後さらに磨いていって欲しいです。
中国戦から加わった守田英正選手や、追加招集の昌子源選手、オナイウ阿道選手なども見たかったという部分もありますが、最終予選で勝たないといけませんから、コンディション的、戦術的にベストの選手を送り出すというのは当然のこと。ただ、彼らがいることでチーム内の競争もずっと続くと思いますし、スタメンが変わった部分での競争もあると思います。次の試合まではここから1か月ほど期間もあるので、新たな戦いというか、個々の成長というのも必要になってくるでしょう。
さらに個々の成長もそうですが、グループの成長も必要です。久保選手が改めてすごいなと感じたのは、個人戦術の高さからでしょうが、ワンツーで入っていく際にどういう動きで入っていくか。中国戦でも見せてくれた2人、3人の関係で崩していくということが今後もっと大事になります。さらにそれをより多くの選手たちと絡みながらできれば、より良くなると思います。
今回の2試合、特にオマーン戦から学んだ、「やるべきこと」を徹底するというのが最低限のところ。オマーン戦は森保さんが監督になって、初めてというくらい、やるべきことができていない試合だったので、改めてチームとしてのベースの重要性は全選手が気付けたのではないでしょうか。アジアのレベルの戦いでもそこが徹底していないと痛い目を見る。
逆に、それさえしっかりとできていれば、大崩れすることもないと思いますし、オマーン戦のような戦いにはならないと思う。アジアの中では良いところなく完敗するという事態にはならないのではないでしょうか。
10月のサウジアラビア、オーストラリアはグループの中でも強い相手だと思うので、そこでどれだけ今の日本の力があるのか見たいですし、「やるべきこと」をやったうえで、自分たちの良さも出せる戦いを見せてほしいですね。
【著者プロフィール】
明神智和(みょうじん・ともかず)/1978年1月24日、兵庫県出身。シドニー五輪や日韓W杯でも活躍したMF。黄金の中盤を形成したG大阪では2014年の国内3冠をはじめ数々のタイトル獲得に貢献。現在はガンバ大阪ユースコーチとして活躍中。また、「初の著者『徹する力』を2月26日に上梓した。
【W杯アジア最終予選PHOTO】日本1-0中国|“半端ない”大迫勇也が決勝ゴール!キッチリ勝点3獲得!
【PHOTO】W杯アジア最終予選オマーン、中国戦に臨む日本代表招集メンバーを一挙紹介!
今回の2試合、特にオマーン戦から学んだ、「やるべきこと」を徹底するというのが最低限のところ。オマーン戦は森保さんが監督になって、初めてというくらい、やるべきことができていない試合だったので、改めてチームとしてのベースの重要性は全選手が気付けたのではないでしょうか。アジアのレベルの戦いでもそこが徹底していないと痛い目を見る。
逆に、それさえしっかりとできていれば、大崩れすることもないと思いますし、オマーン戦のような戦いにはならないと思う。アジアの中では良いところなく完敗するという事態にはならないのではないでしょうか。
10月のサウジアラビア、オーストラリアはグループの中でも強い相手だと思うので、そこでどれだけ今の日本の力があるのか見たいですし、「やるべきこと」をやったうえで、自分たちの良さも出せる戦いを見せてほしいですね。
【著者プロフィール】
明神智和(みょうじん・ともかず)/1978年1月24日、兵庫県出身。シドニー五輪や日韓W杯でも活躍したMF。黄金の中盤を形成したG大阪では2014年の国内3冠をはじめ数々のタイトル獲得に貢献。現在はガンバ大阪ユースコーチとして活躍中。また、「初の著者『徹する力』を2月26日に上梓した。
【W杯アジア最終予選PHOTO】日本1-0中国|“半端ない”大迫勇也が決勝ゴール!キッチリ勝点3獲得!
【PHOTO】W杯アジア最終予選オマーン、中国戦に臨む日本代表招集メンバーを一挙紹介!