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「僕たちを必要以上にリスペクトしていないのは腹立たしい」。初戦黒星で蘇る本田の主張【編集長コラム】

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2021年09月05日

例えば中国戦では3バックシステムを採用してみては?

オマーン戦では采配が当たらなかった森保監督。中国戦ではどんな手を打つのか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 対策されても、その上を行くパフォーマンスで相手をねじ伏せる試合が過去のアジア最終予選ではあった日本が、近年は敵の罠にはまったまま敗れるケースが目につくようになった印象だ。少なくとも、日本とアジア各国の実力差は縮まっている。

 だからこそ監督の手腕がモノをいうわけだが、オマーン戦の采配は結果的に当たらなかった。良くも悪くも森保一監督の采配には驚きがない。オマーン戦での選手交代(左サイドハーフの原口元気→古橋亨梧、トップ下の鎌田大地→久保建英、右サイドハーフの伊東→堂安律)は、おそらく森保ジャパンの試合を観ているファン・サポーターも予想できるものだった。しかも、それがはまらない……。これではオマーンに負けて当然なのかもしれない。

 サッカーはメンタルスポーツでもある。相手に“違和感”を与えるのも重要だ。例えば中国戦は、吉田麻也、遠藤航、冨安健洋で3バックを組ませ、ウイングバックに室屋成、長友佑都を配置。アンカーに守田英正、前の4枚に大迫勇也、鎌田、久保、古橋を起用する。機能するかはさて置き、奇襲とも言える3バックシステムの採用で驚きを与えてもいい。

 そして、前半途中からでも4バックシステムに移行(遠藤をボランチに上げ、久保と古橋をサイドハーフに)するなどして相手に的を絞らせないようにする。机上の空論と言われればそれまでだが、とにかく相手に「おや? 普通の対策では通じないか」と思わせないことには今後も苦しい戦いが続く気がする。
 

 要するに、森保監督に求められるのは“引き出しの多さ”なわけだ。とはいえ、ここまでの采配を見る限り、それを期待するのは酷だろうか。

 前回の最終予選では、原口、大迫、井手口陽介、久保裕也らが台頭して代表チームに新たなパワーをもたらした。ただ同時に、長きに渡って日本代表を牽引してきた本田、岡崎慎司、香川真司を揃って先発から外したハリルホジッチ監督の決断が結果的に良い流れを呼び込んだ点を忘れてはいけない。

 何を強調したいかと言えば、監督の采配次第で悪い流れは払拭できるということだ。
 
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