「1.5軍で臨みアウェーで勝利したという点でより成功したのは韓国」(総合ニュースメディア『デイリーアン』)
総合ニュースメディア『デイリーアン』は独自の見解を示している。同メディアは「日本サッカーの結果、同じ悩み、分かれた結果」と題した記事で、日本と韓国の結果を引き合いに出しながらこう論じた。
「韓国はアウェーでミャンマーに2-0で勝利した。しかし、一方的だった内容からすると物足りない結果だ。ボールを支配し目立ったミスもなかったが、流れのなかで相手の密集守備を崩すパスワークを磨く必要がある。
一方、日本は“異変”の犠牲者となった。32本のシュートを記録する一方的な展開ながらスコアレスドローに終わった光景を見て、かつて韓国が喫した“モルディブ・ショック(06年アジア2次予選で0-0のドロー)”を連想させた。自陣に引いてくる相手の攻略法を探せず苦労するのは、日本も韓国も同じだ。
ただ、韓国は日本と違ってセットプレーという武器があり、しかもキ・ソンヨン、ク・ジャチョルといった一部の主力が抜けた1.5軍で臨み、アウェーで勝利したという点では、より成功したと言える」
韓国も日本も、極端に引いた“超守備的サッカー”で挑んでくる相手をいかに攻略していくかが、今後の課題となるのは間違いないだろう。同記事も「韓日は9月にそれぞれラオス、カンボジアとの第2節を控えており、8月の東アジアカップまで“密集守備の攻略法”という共通の悩みを抱えることになった」としている。
日本がシンガポールに喫した痛恨のスコアレスドローは、韓国にとっても対岸の火事ではなさそうだ。
文●慎 武宏(スポーツライター)
「韓国はアウェーでミャンマーに2-0で勝利した。しかし、一方的だった内容からすると物足りない結果だ。ボールを支配し目立ったミスもなかったが、流れのなかで相手の密集守備を崩すパスワークを磨く必要がある。
一方、日本は“異変”の犠牲者となった。32本のシュートを記録する一方的な展開ながらスコアレスドローに終わった光景を見て、かつて韓国が喫した“モルディブ・ショック(06年アジア2次予選で0-0のドロー)”を連想させた。自陣に引いてくる相手の攻略法を探せず苦労するのは、日本も韓国も同じだ。
ただ、韓国は日本と違ってセットプレーという武器があり、しかもキ・ソンヨン、ク・ジャチョルといった一部の主力が抜けた1.5軍で臨み、アウェーで勝利したという点では、より成功したと言える」
韓国も日本も、極端に引いた“超守備的サッカー”で挑んでくる相手をいかに攻略していくかが、今後の課題となるのは間違いないだろう。同記事も「韓日は9月にそれぞれラオス、カンボジアとの第2節を控えており、8月の東アジアカップまで“密集守備の攻略法”という共通の悩みを抱えることになった」としている。
日本がシンガポールに喫した痛恨のスコアレスドローは、韓国にとっても対岸の火事ではなさそうだ。
文●慎 武宏(スポーツライター)