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「自分に期待している」“ネクスト甲府産ブレイク候補”。町田の太田修介が見る「未来への道筋」

カテゴリ:Jリーグ

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2021年08月28日

「初めてしっかりサイドハーフにチャレンジしていて、いろんな可能性を感じています」

甲府時代の太田修介。古巣での経験が成長への糧になったという。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 収穫と課題を整理し、次につなげる歩みをコツコツと。理路整然と話す姿はなんだか伊東や佐々木、柏らを想起させたが、やはり太田も甲府での経験が大きかったようだ。

「甲府では本当に苦しい時間のほうが長かった。最後の3年目だけゲームに関わり続けてある程度の結果を残せましたけど、1年目も2年目も……、特に2年目はリーグ戦で1試合しか出れなかったですし。

 自分のなかでできることをすべてやっても、それでも上手くいかない。考える時間がすごく長かったですね。『どうしたらいいんだ』とずっと考え続けて。

 そこで先輩たちにも話を聞いてもらって、アドバイスももらって。そうしたら、自分のなかで考え方が定まってきました。その考える時間があったから、3年目からは結果を残せるようになったと思っています。

 なにかアクシデントがあったり、上手くいかなくても立ち返る場所が自分にはある。だから何が起きても、僕はもう大丈夫だと思っています。広島の今津佑太も甲府加入2年目に苦労して、ふたりでずっと話していましたね。『この苦しい経験があるから、俺らは何も怖くないでしょ』って。それくらい、かなり苦しかったので。試合に出て得るものももちろん大きいですけど、試合に出れなくて考えたことで得るものはたくさんありましたね」
 
 頭の中がクリアになった太田は、プロ3年目に31試合で6ゴールを奪い、今季、町田へ完全移籍。アカデミーから過ごした地元クラブの甲府を離れるのは簡単な決断ではなかった。「移籍の理由や背景はひとつではなく、本当にいろんな角度から考え、悩みました」とも言う。それでも、「環境が人を変えることもある。大きな成長の一歩になるかもしれない」との想いで、大きなチャレンジに出た。

 そして、「未来への道筋」が見えてきた。「初めてしっかりチャレンジしている」サイドハーフとしての伸びしろである。

「日体大時代は、サイズの大きいFWと2トップを組んで裏への抜け出しを武器に戦ってきて、甲府ではシャドーでサイドに流れることも多かった。

 そういう経験を経た今、初めてしっかりサイドハーフにチャレンジしていて、いろんな可能性を感じています。かなり楽しいですし、未来への道筋も見えてきた。

 今の時代、サイドアタッカーには裏への抜け出しや単独突破を重点的に求められる傾向があると思います。そこには自信があるし、これからもっと成長していける感触がある。だからこそ、自分に期待しているんですよ」
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