相馬監督の下での1年目はSBで起用
[J2第1節]町田0-0甲府/2月23日/町田GIONスタジアム
高校1年の時から注目を集めてきた俊英ボランチが、ついに大輪の花を咲かせようとしている。FC町田ゼルビアの佐野海舟だ。
鳥取県内では無双の米子北高時代は、1年次からレギュラーに抜擢され、3年連続でインターハイと選手権に出場。2年次にはプレミアリーグWESTでの活躍が認められ、イタリア遠征を行なう選抜チームにも選出された。
「まだ状況判断やポジションニングに課題があるので、同じポジションの選手のプレーを見て勉強したい」
そう語っていた当時から、ボール奪取能力と的確なミドルパスは「超高校級」。高校最後の晴れ舞台となった18年度の選手権で対戦した国士舘の選手たちが「カイシュウ、半端ない」と脱帽するほど、中盤での存在感は際立っていた。
町田に加入して1年目の昨シーズン、相馬直樹監督の下で、佐野は本職のボランチではなく、左右のSBで起用された。現役時代は名左SBとして鳴らした指揮官だけに、「適正」を感じたのだろう。やはり、地上戦での1対1の強さが魅力だったか。
ルーキーイヤーに21試合に出場して経験を積んだ19歳は、2年目の今季、ランコ・ポポヴィッチ新監督から大きな期待を掛けられ、再びボランチが主戦場を移す。そして、甲府との開幕戦でスタメンに抜擢されるのだ。
高校1年の時から注目を集めてきた俊英ボランチが、ついに大輪の花を咲かせようとしている。FC町田ゼルビアの佐野海舟だ。
鳥取県内では無双の米子北高時代は、1年次からレギュラーに抜擢され、3年連続でインターハイと選手権に出場。2年次にはプレミアリーグWESTでの活躍が認められ、イタリア遠征を行なう選抜チームにも選出された。
「まだ状況判断やポジションニングに課題があるので、同じポジションの選手のプレーを見て勉強したい」
そう語っていた当時から、ボール奪取能力と的確なミドルパスは「超高校級」。高校最後の晴れ舞台となった18年度の選手権で対戦した国士舘の選手たちが「カイシュウ、半端ない」と脱帽するほど、中盤での存在感は際立っていた。
町田に加入して1年目の昨シーズン、相馬直樹監督の下で、佐野は本職のボランチではなく、左右のSBで起用された。現役時代は名左SBとして鳴らした指揮官だけに、「適正」を感じたのだろう。やはり、地上戦での1対1の強さが魅力だったか。
ルーキーイヤーに21試合に出場して経験を積んだ19歳は、2年目の今季、ランコ・ポポヴィッチ新監督から大きな期待を掛けられ、再びボランチが主戦場を移す。そして、甲府との開幕戦でスタメンに抜擢されるのだ。
開始4分、激しいチャージで190センチの大型FWラファエルからボールを奪取。さっそく持ち味を発揮した。その後も随所に自慢の「回収力」を披露。とりわけ、甲府の10番ドゥドゥからボールをかっさらい、右SBの小田逸稀にきれいなパスを通した62分のプレーに佐野の魅力が凝縮されていた。
それでも、試合後に出たのは反省の弁だった。
「もっとディフェンスラインからボールを受ける回数を増やせれば、自分たちがボールを保持する時間も増えると思う。(守備では)ボールを奪えた部分もあったんですが、ワンテンポ遅れ、剥がされる時もあったので、そこは改善していきたいです」
20分にはチーム最初の、そして前半唯一となるシュートも放った。
「ボランチがミドルシュートも決められれば、チームは強くなると思うので、精度を高めていきたい」
それでも、試合後に出たのは反省の弁だった。
「もっとディフェンスラインからボールを受ける回数を増やせれば、自分たちがボールを保持する時間も増えると思う。(守備では)ボールを奪えた部分もあったんですが、ワンテンポ遅れ、剥がされる時もあったので、そこは改善していきたいです」
20分にはチーム最初の、そして前半唯一となるシュートも放った。
「ボランチがミドルシュートも決められれば、チームは強くなると思うので、精度を高めていきたい」