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クラブユース最高峰の舞台で輝いた逸材7選!トップ昇格や年代別代表での活躍も期待される選手たちをピックアップ!

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2021年08月08日

クラブ史上初のベスト16に食い込んだ讃岐U-18のストライカーに注目

チーム初のベスト16進出の原動力となった小山。浦和戦ではハットトリックも決めた。写真:松尾祐希

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MF砂田 匠(3年/札幌U-18)
 準優勝を果たした札幌を語る上で背番号8は欠かせない。3バックと4バックを併用するチームにおいて、中盤の底で攻守の繋ぎ役を全う。豊富な運動量を生かしてボールを拾い続け、攻撃では自ら持ち上がって決定的なパスを供給した。そして、何より素晴らしかったのがミドルシュート。準々決勝の清水ユース戦では技ありのコントロールショットで先制点を決め、名古屋U-18との決勝でも前半にバー直撃の一撃をエリア外から放った。札幌のキャプテンが攻守において、全国で戦えることを証明したのは間違いない。

MF佐藤陽成(3年/札幌U-18)
 7月7日に行なわれた長崎との天皇杯・2回戦でJデビューを果たした逸材は“個の力”で違いを作った。名古屋U-18との決勝では2シャドーの一角に入り、得意のドリブルで相手を翻弄。特に主導権を握った前半は推進力を見せ、半身で受けて素早くDFの前に入るなど、常に相手の嫌な場所に潜り込んだ。10番を背負う札幌のエースは今大会2得点。ゴール前の精度をさらに磨いていけば、上のステージでの活躍が見えてくる。
 
FW真鍋虎隼(3年/名古屋U-18)
 豊富な得点パターンでゴールを量産し、今大会は7得点で得点王に輝いた。光ったのはここ一番で勝負強さで、準決勝では延長前半の終了間際に決勝点を奪取。迎えた決勝でも右サイドから持ち込む得意のパターンでゴールを射抜き、チームの日本一を決定付けるだけではなく、単独得点王の座を掴んだ。結果を残したが、本人はさらなる成長を見据えている。「もっと技術面を伸ばさないといけない」とは真鍋の言葉。トップチーム昇格を目指し、シーズン後半戦も貪欲にゴールを狙う。

FW小山聖也(3年/讃岐U-18)
 クラブ史上初めてベスト16に勝ち進んだ讃岐において、エースの存在感は絶大だった。「寮生活で自分をさらに高めたかった」という想いで讃岐にやってきた点取り屋は、カウンターの急先鋒役として持ち前のスプリント能力を存分に発揮。鍛え上げられた太腿から何度もダッシュを繰り返し、相手のゴールへ襲いかかった。グループステージ初戦の浦和ユース戦でハットトリックを決め、U-18高円宮杯プレミアリーグ勢にもそのプレーは十分に通用した。ラウンド16のFC東京U-18戦では無得点に終わってチームも敗れたが、今後の成長次第では世代別代表も目指せるタレントだ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

日本クラブユース選手権(U-18)で輝きを放った逸材7選!
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