“千両役者”の起用法も楽しみ
いずれにしても総力戦になって来るなかで、ブラジルのキーマンとして挙げたいのはボランチのドウグラス・ルイスだ。リシャルリソンとともにコパ・アメリカにも参戦し、決勝でアルゼンチンに敗れる苦い経験をした中盤のダイナモは、スペインの若き司令塔ペドリとマッチアップすることが多くなると予想される。
ミケル・メリーノ、ペドリ、マルティン・スビメンディが形成するスペインの良質な中盤に守備の圧力をかけながら、リシャルリソンや快速ドリブラーのアントニにボールを届けられるか。彼らがボックス内で前を向ける状況を作れれば、堅牢を誇るGKウナイ・シモンからゴールをこじ開けるチャンスも見出せるだろう。
デュエルに強さを見せる相棒ブルーノ・ギマランエスに加えて、トップ下から攻撃のアクセントを付けるクラウジーニョにも守備の貢献はこれまで以上に求められるが、ある意味、彼らのセレソンとしての資質を見極められる試合になるかもしれない。そしてGKサントス、右サイドバックのD・アウベス、ジエゴ・カルロスというオーバーエイジ3人はスペインの多彩な攻撃を封じる支えになる。
ミケル・メリーノ、ペドリ、マルティン・スビメンディが形成するスペインの良質な中盤に守備の圧力をかけながら、リシャルリソンや快速ドリブラーのアントニにボールを届けられるか。彼らがボックス内で前を向ける状況を作れれば、堅牢を誇るGKウナイ・シモンからゴールをこじ開けるチャンスも見出せるだろう。
デュエルに強さを見せる相棒ブルーノ・ギマランエスに加えて、トップ下から攻撃のアクセントを付けるクラウジーニョにも守備の貢献はこれまで以上に求められるが、ある意味、彼らのセレソンとしての資質を見極められる試合になるかもしれない。そしてGKサントス、右サイドバックのD・アウベス、ジエゴ・カルロスというオーバーエイジ3人はスペインの多彩な攻撃を封じる支えになる。
一方のスペインは左足の一振りで雑音を封印したアセンシオがキーマンだろう。もちろんEUROで活躍したダニ・オルモ、オヤルサバルに加えて大型FWミルも評価を高めており、ブラジル相手に誰がゴールをこじ開けても不思議ではないが、“千両役者”をスタートから起用するのか、日本戦のように勝負所で投入して来るのか。
もう一人気になるのが、エジプト戦の負傷から回復が伝えられながら、日本戦では出番がなかったダニ・セバージョス。攻撃にリズムとアクセントを加えるMFをルイス・デ・ラ・フエンテ監督がどう起用してくるのかも勝負に大きく関わりうるポイントになりそうだ。
文●河治良幸
【五輪PHOTO】ペドリ!リシャルリソン!久保!東京オリンピックで注目の30選手を一挙紹介!
もう一人気になるのが、エジプト戦の負傷から回復が伝えられながら、日本戦では出番がなかったダニ・セバージョス。攻撃にリズムとアクセントを加えるMFをルイス・デ・ラ・フエンテ監督がどう起用してくるのかも勝負に大きく関わりうるポイントになりそうだ。
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