【決勝戦展望|ブラジル×スペイン】形が噛み合う中盤の攻防でどちらが優位に立てるか/東京五輪

カテゴリ:国際大会

河治良幸

2021年08月07日

国際的に最も期待された決勝のカードだろう

両チームの予想フォーメーション。

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[東京五輪 決勝戦]ブラジル×スペイン/2021年8月7日/横浜国際総合競技場/20:30

 ブラジルとスペイン。金メダル候補として期待された両雄がついに決勝で激突する。

 我々日本人の願いはさておき、この東京五輪において国際的に最も期待された決勝のカードだろう。ただ、ともに“順当”というほど楽な道のりではなかった。

 EUROのメンバー6人を擁し、さらにオーバーエイジの実力者を加えたスペインだが、グループステージは1勝2分でなんとか首位突破。3試合で2得点に終わり、厳しい声も多くあがった。

 そして準々決勝でコートジボワールに大苦戦し、敗退ギリギリのところで相手のミスに助けられる形でラファ・ミルが押し込み延長戦に。そこからミルがハットトリックを達成するなど3ゴールを決めて、終わってみれば5-2の大勝で準決勝に進んだ。

 日本との準決勝ではボールを支配しながら粘り強い相手の守備の前に攻め切れず、カウンターから大きなピンチも受けた。だが延長後半に途中出場のマルコ・アセンシオがミケル・オヤルサバルとの見事なコンビプレーから決め手の違いを見せ付けて1-0の勝利。体力的には疲労のピークであるはずだが、ここまで苦しみながらも勝ち上がってきたことで、チームのまとまりは最高になってきているように見える。
 
 百戦錬磨のダニエウ・アウベスがキャプテンを担うブラジルは、グループステージでドイツに4-2の勝利を飾るなど、スペインほど苦しい戦いではなかったが、準々決勝ではエジプトに1-0の辛勝。準決勝ではロンドン五輪で敗れたメキシコを相手に守護神ギジェルモ・オチョアの牙城を崩し切れず0-0のままPK戦に。

 しかし、オーバーエイジのGKサントスが1本目を止めると、ブラジル側は全てオチョアにコースを読まれながらも全員が決め切って勝負を制した。

 ブラジルは4-2-3-1、スペインは4-1-2-3がベースであり、中盤が噛み合う形になる。ブラジルはエースのリシャルリソンをどこに配置するかが1つの注目ポイントだ。1トップで先発するのか、左サイドハーフからゴールを目指すのか。

 ただ、エジプト戦でリシャルリソンのアシストから決勝点を挙げたFWマテウス・クーニャがメキシコ戦でベンチ外だったことを考えると、リシャルリソンが1トップ、そして左サイドは好調のパウリニョが務めるかもしれない。
 
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