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【セルジオ越後】主力温存のU-24代表は“忖度”したつもり?せっかくの兄弟対決が無駄になったよ

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2021年06月04日

今回分かったのは、U-24代表の明らかな仕上がりの遅れと…

オーバーエイジでは78分から遠藤航が出場したのみ。酒井(写真)と吉田は起用されなかった。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 メンバーを見極めたいのは分かるけど、東京五輪の本大会まで時間がないなかで、チーム作りを進めなくてはまったく意味がないよ。18人を選ぶのがゴールではなく、その先の本大会で勝つことが目的なんだから。

 これまでに何度もフルメンバーで戦ってきたのなら納得はできる。でもオーバーエイジを呼んだのは今回が初めてで、フルメンバーが揃った試合は一度もない。

 ただでさえ時間が限られているなかで、1試合多く組み合わせる機会が増えたんだ。このチャンスを有意義に使うべきだった。せっかくのA代表との“兄弟対決”が無駄になったよ。

 まったく本気度を感じない先発メンバーを見ると、まるでA代表に“忖度”したつもりなのかなと思ってしまうね。
 
 慣れていないポジションで選手を試すのも、“今更”という感が拭えない。これまでに時間があったんだし、そういうものはその間に試しておくべきでしょ。残り2か月を切った時点でテストするようなことではないよ。メンバーや配置をコロコロ変えたら当然チームとして機能するわけがないよね。

 まあ興行的には成功だったかもしれない。スポンサー付きの豪華な紅白戦だったね。ジャマイカ戦が中止になった不手際を挽回しようと、日本サッカー協会は“兄弟対決”を実現させて、なんとか体裁を保ったという感じかな。

 ただ、もっと早く準備を進めておくべきだったよね。事情があったのかもしれないけど、ジャマイカのメンバーを試合の3日前に来日させるなんて遅すぎるよ。コロナ禍なんだから合流が遅れる事態は、容易に想定できたはずだよ。もちろん日本サッカー協会の全面的な責任とは言わないけど、ジャマイカ側と上手く連係を図れば回避できた事態だったのではないかな。

 今回分かったのは、U-24代表の仕上がりが明らかに遅れていることと、日本サッカー協会の準備の拙さだ。五輪本大会まで残りわずか。本気で金メダルを獲ろうというのであれば、協会が一丸となっての急ピッチでの強化を要望したいよ。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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