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【識者が選ぶブンデスのベスト11】王者バイエルンからは4人のみ。怪物ハーランドを外した理由は…

カテゴリ:ワールド

中野吉之伴

2021年05月26日

ハーランドよりフランクルトの主砲を評価したワケは?

 サイドアタッカーには、右にキングスレー・コマン、左にフィリップ・コスティッチのふたりを選出。前者はセルジ・ニャブリ、レロイ・サネ、ジャマル・ムシアラ、ドグラス・コスタとポジションを争うライバルが多い中、ハンジ・フリック監督の信頼を勝ち取り、一番手としてシーズンを駆け抜けた。緩急を使い分けたドリブル突破だけではなく、プレーエリアが格段に広がり、得点に直結するプレーの質と頻度がさらに増えているのが素晴らしい。

 後者に関しては、フライブルクのクリスティアン・ギュンターとで迷った。キャプテンとして、残留が目標のチームを上位争いに導いた貢献度は非常に高い。自身もドイツ代表に選出される程の活躍を見せたが、インパクトという点ではやはりコスティッチを凌駕することはできない。

 左サイドをドリブルで持ち運び、ゴール前へ高精度のクロスを送り入れるのはフランクフルトの十八番のパターンだ。クロスのタイミングや送り込むエリアのバリエーションも豊富。最終的にCL出場を逃したとはいえ、クラブ史上初の5位フィニッシュへ果たした貢献は絶大だった。
 
 トップ下はこの選手以外に考えられない。バイエルンのトーマス・ミュラーだ。11得点・18アシストと抜群の数字を残し、記録に表われない部分でも、数多くのゴールチャンスを演出した。

 このアタッカーの優れた点は、ゴールへの道筋を作り出す動きに長けているいるところだろう。あそこへボールを送ればゴールが生まれるというところに、相手DFが予測できない、あるいはできても対応しづらいタイミングとコースでパスを供給。見た目にはシンプルなダイレクトパスだが、効果は極上だ。相棒のロベルト・レバンドフスキとの阿吽の呼吸は、見ていてほれぼれさせられる。

 2トップの1枠は、ダントツの41ゴールを挙げたレバンドフスキで決まりとして、もうひとりの選ぶのが難しかった。アーリング・ハーランドかアンドレ・シウバ。今回は後者を入れたい。沈黙したまま終えた試合が少なからずあったドルトムントの怪物と比べ、A・シウバはシーズンを通して危険な存在だった。クラブ史上最多の28ゴールを記録した得点力はもちろん、味方のゴールも数多くお膳立てしている点も評価したい。
 
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