ホイビュアやファビーニョではなく、ティーレマンスを選んだのは…
中盤は、まずボランチの一角に今季のシティのリーグ戦最多得点者であるイルカイ・ギュンドアンを選択。もともとボックス内への飛び込みのタイミングが良い選手だったが、今季はそれがさらに際立ち、ゴール前でストライカー顔負けの落ち着きとシュートセンスを披露。13ゴールを挙げ、30歳にしてスコアラーとして覚醒したシーズンとなった。
もうひとりはユーリ・ティーレマンスを選びたい。サッカーIQが高く、攻撃のリズムを作れる選手で、今シーズンは得点力もアップした。FAカップ決勝で決めた豪快なミドルシュートは記憶に新しい。16歳でプロデビューした神童は、着々と成長してワールドクラスへの仲間入りを果たそうとしている。
ボランチに関しては、フィルター件繋ぎ役としても機能したトッテナムのピエール=エミル・ホイビュアや、展開力の気の利いた守備で貢献したリバプールのファビーニョを入れるか悩んだが、前半はチームが低調だった点、後者は故障で離脱した点などを考慮し、選外とした。
トップ下には、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスを配置。ユナイテッドにおける存在感は、もはや説明不要だろう。ゲームを作り、チャンスメークをし、自らゴールを決め続けた。リーグ3位の18ゴールに、2位タイの12アシスト、選出に異論はないだろう。
もうひとりはユーリ・ティーレマンスを選びたい。サッカーIQが高く、攻撃のリズムを作れる選手で、今シーズンは得点力もアップした。FAカップ決勝で決めた豪快なミドルシュートは記憶に新しい。16歳でプロデビューした神童は、着々と成長してワールドクラスへの仲間入りを果たそうとしている。
ボランチに関しては、フィルター件繋ぎ役としても機能したトッテナムのピエール=エミル・ホイビュアや、展開力の気の利いた守備で貢献したリバプールのファビーニョを入れるか悩んだが、前半はチームが低調だった点、後者は故障で離脱した点などを考慮し、選外とした。
トップ下には、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスを配置。ユナイテッドにおける存在感は、もはや説明不要だろう。ゲームを作り、チャンスメークをし、自らゴールを決め続けた。リーグ3位の18ゴールに、2位タイの12アシスト、選出に異論はないだろう。
3トップの左には、チェルシーのメイソン・マウントをチョイス。攻守ともにハードワークできる献身性はさることながら、今シーズンは絶妙なターンから強烈なシュートを放つなど決定機に絡む頻度が増した。フランク・ランパード、トーマス・トゥヘルの両政権下で、安定したパフォーマンスを披露し、チームをチャンピオンズ・リーグとFAカップの決勝に導いた点も評価したい。
右ウイングはモハメド・サラーを選んだが、当初は外そうかと思った。リバプールが不調に陥った昨年末のWBA戦の引き分けから、3月中旬のウルブズ戦まで、15試合中3試合でしか得点を決めておらず、その時期の印象がやや悪かったからだ。とはいえ、最終的に22ゴールを決めて、得点ランク2位のスコアラーを外すわけにはいかないと判断した
CFに関しては全く悩まずに決まった。トッテナムのハリー・ケインだ。決定力は例年と変わらず、23ゴールで得点王を獲得すれば、低い位置に下がってのチャンスメーク能力も磨きがかかり、こちらもトップの14アシストを記録。このストライカー以外は考えられない。
最後に、MVPにはディアスを選びたい。溢れる知性とトップレベルの身体能力を武備えた24歳DFは、昨シーズンは不安定だったシティの最終ラインに安定をもたらし、プレミア制覇とCL決勝進出の原動力のひとりとなった。インパクト、チームに対する影響力、タイトル面、全てにおいて群を抜いている。
文●内藤秀明(プレミアパブ)
右ウイングはモハメド・サラーを選んだが、当初は外そうかと思った。リバプールが不調に陥った昨年末のWBA戦の引き分けから、3月中旬のウルブズ戦まで、15試合中3試合でしか得点を決めておらず、その時期の印象がやや悪かったからだ。とはいえ、最終的に22ゴールを決めて、得点ランク2位のスコアラーを外すわけにはいかないと判断した
CFに関しては全く悩まずに決まった。トッテナムのハリー・ケインだ。決定力は例年と変わらず、23ゴールで得点王を獲得すれば、低い位置に下がってのチャンスメーク能力も磨きがかかり、こちらもトップの14アシストを記録。このストライカー以外は考えられない。
最後に、MVPにはディアスを選びたい。溢れる知性とトップレベルの身体能力を武備えた24歳DFは、昨シーズンは不安定だったシティの最終ラインに安定をもたらし、プレミア制覇とCL決勝進出の原動力のひとりとなった。インパクト、チームに対する影響力、タイトル面、全てにおいて群を抜いている。
文●内藤秀明(プレミアパブ)