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【バイタルエリアの仕事人】vol.4 江坂 任|明確な指針を与えてくれたオルンガと衝撃を受けたチームメイト。追求する理想像とは?

カテゴリ:特集

長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年04月23日

一番点を取れるところに動いてくれる選手を、最初に見ておかなければいけない

昨季は得点王オルンガ(14番)とのコンビがチームの大きな強みに。江坂自身も感覚を研ぎ澄まされたようだ。写真:サッカーダイジェスト

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 昨シーズン、柏にはリーグ得点王(28点)にしてMVPを獲得したオルンガ(現アル・ドゥハイル)という絶対的なエースがいた。彼の存在が江坂に与えた影響もまた、少なくない。ハイレベルな能力を持つパートナーによって、自身のポテンシャルが引き上げられたことを江坂自身も「確実に」実感したという。一方でプロ入りして最も衝撃を受けたのは、同じチームでも戦ったというJリーグきってのクオリティを持つアタッカーだ。その選手のスタイルから見出した自身の理想像についても語ってもらった。

――◆――◆――

 バイタルエリアは相手にとって一番パスを通されたくないところですし、だからこそ一番警戒してくるので、そこでパスを通すにはとにかく味方の動きを見ておくこと。極力、一番前の選手を見るようにはしていたんですが、ミカ(オルンガの愛称)とやってその意識は上がりましたね。僕がボールを持った瞬間にというか、持ちそうになったら一番早くポジションを取って、点を取れそうなところに走り出している。一緒にやっていくうちに確実に見るスピードは上がっていきました。

 やっぱり、一番点を取れるところに動いてくれる選手を、最初に見ておかなければいけない。それはミカとやって明確になったところです。

 去年の名古屋戦(8節/1-0で勝利)で得点につながった長めのスルーパス(※敵陣バイタルエリアへ入り込んだオルンガに対して、中盤右サイドから江坂がロングスルーパスを供給。見事にピンポイントで通し、ゴールにつながった)も、あのタイミングじゃないと出せなかった。ミカの足が速いのもあるんですけど、おそらく僕がターンする瞬間には動き出していたはずなので。

 自画自賛のパス? そう言ってもいいかもしれませんね(笑)。決めてくれたミカのシュートも凄かったですけど、上手く良いところに落とせた気持ちのいいパスでした。
 
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