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「ミニョレは実績や経験がオーラに出ていた」日本代表GKシュミット・ダニエルがベルギー2年目の“奮闘”を語る【インタビュー/前編】

カテゴリ:海外日本人

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年04月17日

「日本とベルギーで一番違いを感じるのは…」

ベルギー2年目の今シーズンは残留争いを強いられ、プレッシャーもあったという。(C)STVV

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――12月のケビン・マスカット監督からピーター・マース監督への交代はチームを変えるきっかけになった?

「結果的になりましたね。マース監督は、人間的な中身も含めて、マスカット監督とは全く違うキャラクターなんです。チームにすごく危機感を与えるというか、緊迫した状況を作るので、みんながより集中してトレーニングに臨むようになった」

――キーパーとして求められるものも変わった?

「マスカット監督はハイラインを敷くので、最終ラインの裏のケアを重要視していて、そこは求められましたけど、今の監督はそんなにハイラインは敷かないし、もちろんケアはしてほしいとは言いますけど、とにかくリスクを冒さずにプレーすることが求められています」

――今シーズンを自己採点すると何点ぐらい?

「自分のミスで負けた試合も結構あったので、60点ぐらいです。シーズン序盤は試合にも出ていなかったですし。全試合に出たかったので、やはり60点ですね」
 
――キーパーとして、日本とベルギーで一番違いを感じるのは?

「キーパーから試合を見て感じるのは、展開の速さが違うかなと。日本の場合、けっこうスローテンポでボールをコントロールしながら徐々に相手ゴールに迫っていく感じの時間帯が多い気がするんですけど、ベルギーはチャンスと見たらできるだけ早く相手ゴールに迫っていくシーンが多い。自分たちがカウンターで攻めたとしても、またカウンターを食らうみたいな。見ている人が面白いのが、ベルギーのサッカーかな」

――対応も日本の時とは変わった?

「そうですね。リスクマネージメントの意識が日本と比べてかなり薄いので、どんなに指示を出しても、味方のディフェンダーが相手を掴みきれてない場面が結構ある。そういう意味でカウンターをもろに受けやすいというのは、ありますね。カウンター合戦になる試合は多いですね」

――指示は何語で出すんですか?

「試合中は英語でやり取りしています。やっていく中で、どういう言葉が一番伝わりやすいかというのは、試合に出てみないと分からない部分だったので、少しずつ自分のモノにしていった感じですね。細かい部分の伝え方や、早く伝わるようにする単語力など、コーチングについてはまだ改善するところがたくさんあります」
 
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