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「印象に残ったのは11番」「オルンガから日本について聞いている」神戸の新助っ人アユブ・マシカが初取材で語ったことは

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2021年04月14日

「“彼”は本当に天才だと思っています」

合流初日には初の囲み取材に臨む。日本の印象や意気込みを語った。写真はスクリーンショット

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 ケニア代表では、その快足を生かして26試合・5得点を記録している。代表活動中には、オルンガから日本やJリーグについて情報を聞いていたという。

「自分に日本から話が来る前から、彼から日本の話はたくさん聞いていました。彼自身が昨年良いシーズンを送ったのは知っています。彼はJリーグに対してポジティブな印象を常に持っていて、それと簡単ではないということも常に言っていました。その他にも細かい話はしましたけど、Jリーグについては、すごく競争力の高い素晴らしいリーグだと聞いています」

 実際に来日してから「自分が想像していた以上に素晴らしい国、素晴らしいクラブだと、今のところ感じている」ともいう。

 神戸でもっとも印象に残ったのは古橋亨梧だ。「誰をというより、みんな素晴らしい選手ばかり」と前置きしたうえで、「11番の選手のプレーは、試合でも今日の練習でも印象に残っています」と語る。

 当然アンドレス・イニエスタについても、「彼は世界のトップクラブで、トップリーグで、そのなかでも中心選手として何年も戦ってきた。今でさえ、そのレベルを保っている彼はリスペクトしています。本当に天才だと思っています」と尊敬の念を隠さない。
 
 そんなマシカに期待されるのは、もちろん得点に絡むプレー。昨年JリーグでMVPを獲得したオルンガと同郷とあって、インパクト特大の活躍を心待ちにするサポーターも多いだろう。ただ本人はいたって冷静だ。

「オルンガ選手が素晴らしい記録を残したのは知っています。けど彼と比べることはできないし、比べる必要もないと思います。ポジションも違いますから。ただ、しっかりチームのなかでハードワークしたなかで、出来る限り結果として、数字として残したいという想いはあります」

 チームスタイルへの順応にも自信を見せる。

「自主隔離している期間中に試合をいくつか見て、(神戸は)すごく走る印象を持っていました。そのなかで自分も持ち味はボールを持ってからの仕掛けではあるんですが、チームのコンセプトとして走るというのであれば、走るだけです。どこまでも走りますし、それがチームの助けになるのなら、その貢献は惜しまないつもりでいます」

 献身的な姿勢も窺える新助っ人が、9節終了時点で3位につける神戸を、さらなる高みへ導けるか。注目したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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