• トップ
  • ニュース一覧
  • 「選手権のあの悔しさは絶対に忘れない!」J内定4名擁す優勝候補を追い詰めた高川学園が覚悟のリスタート!

「選手権のあの悔しさは絶対に忘れない!」J内定4名擁す優勝候補を追い詰めた高川学園が覚悟のリスタート!

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2021年03月17日

「選手権のあの悔しさは絶対に忘れない。あの経験は絶対に無駄にしてはいけない」

決勝ではPK戦の末に瀬戸内を破った高川学園。今シーズンの注目校のひとつと言えるだろう。写真:安藤隆人

画像を見る

 ここから試合は膠着状態となったが、後半に入ると試合は瀬戸内のペースに。瀬戸内は180cmのFW風呂迫恵人を頂点にドリブラーの佐野竜眞、技巧派MF江川楓などが湧き出てくる攻撃で、高川学園を押し込んだ。

 苦しい時間帯が続いたが、GK德若碧都、CB加藤寛人、ボランチの北を中心にした高川学園の守備陣が集中力を切らさなかった。フィニッシュの部分で相手に自由を与えず、ゴールに鍵をかけ続けると、試合は1-1のまま延長戦に。

 3日間で4試合という過密スケジュールの最後のゲームでの延長戦。それでも両チームはプレー強度を落とさずにがっぷり四つで戦い抜き、勝負はPK戦に突入する。PK戦では高川学園が全員成功したのに対し、瀬戸内は2人が失敗。高川学園が2大会連続の優勝を手にした。

「2連覇は嬉しいですが、大事なのはここから1年をかけてどういうチームにしていくか。もっとハイプレスの回避やクロスの精度などの改善点は山ほどあるので、もっと突き詰めてやっていきたい。その差が最後の選手権で出ると思うし、それは昌平戦で学んだので生かしていきたいと思います」(江本監督)

「選手権のあの悔しさは絶対に忘れない。あの経験は絶対に無駄にしてはいけないので、これからもっと意識を高く持ってやっていきたい」(林)

 全てはあの80分間の熱戦から始まった。昨年のチームが残してくれた大きな財産を活かし、ワンランク上のチームとなるべく、高川学園が覚悟の1年のスタートを切った。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
 
【関連記事】
Jクラブが早くも激しい争奪戦! 尚志高の規格外DF、チェイス・アンリの恐るべきポテンシャル
「下を向くなよ!大丈夫だ、絶対に」選手権得点王、安斎颯馬が発した熱い言葉と有言実行のワンプレー
Jクラブも注目の怪物ルーキーに、優勝校・国見の1年生10番も…タレント目白押しの「九州新人戦」で輝いた11人!
中学時代は無名の控え選手が高校年代屈指のGKに! 大成高の守護神バーンズ・アントンが高卒プロ入りを掴むまで
【選手権】来季も期待大の下級生ベストイレブン!青森山田、昌平、矢板中央、帝京長岡から各2名を選出

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ