「選手権のあの悔しさは絶対に忘れない。あの経験は絶対に無駄にしてはいけない」
ここから試合は膠着状態となったが、後半に入ると試合は瀬戸内のペースに。瀬戸内は180cmのFW風呂迫恵人を頂点にドリブラーの佐野竜眞、技巧派MF江川楓などが湧き出てくる攻撃で、高川学園を押し込んだ。
苦しい時間帯が続いたが、GK德若碧都、CB加藤寛人、ボランチの北を中心にした高川学園の守備陣が集中力を切らさなかった。フィニッシュの部分で相手に自由を与えず、ゴールに鍵をかけ続けると、試合は1-1のまま延長戦に。
3日間で4試合という過密スケジュールの最後のゲームでの延長戦。それでも両チームはプレー強度を落とさずにがっぷり四つで戦い抜き、勝負はPK戦に突入する。PK戦では高川学園が全員成功したのに対し、瀬戸内は2人が失敗。高川学園が2大会連続の優勝を手にした。
「2連覇は嬉しいですが、大事なのはここから1年をかけてどういうチームにしていくか。もっとハイプレスの回避やクロスの精度などの改善点は山ほどあるので、もっと突き詰めてやっていきたい。その差が最後の選手権で出ると思うし、それは昌平戦で学んだので生かしていきたいと思います」(江本監督)
「選手権のあの悔しさは絶対に忘れない。あの経験は絶対に無駄にしてはいけないので、これからもっと意識を高く持ってやっていきたい」(林)
全てはあの80分間の熱戦から始まった。昨年のチームが残してくれた大きな財産を活かし、ワンランク上のチームとなるべく、高川学園が覚悟の1年のスタートを切った。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
苦しい時間帯が続いたが、GK德若碧都、CB加藤寛人、ボランチの北を中心にした高川学園の守備陣が集中力を切らさなかった。フィニッシュの部分で相手に自由を与えず、ゴールに鍵をかけ続けると、試合は1-1のまま延長戦に。
3日間で4試合という過密スケジュールの最後のゲームでの延長戦。それでも両チームはプレー強度を落とさずにがっぷり四つで戦い抜き、勝負はPK戦に突入する。PK戦では高川学園が全員成功したのに対し、瀬戸内は2人が失敗。高川学園が2大会連続の優勝を手にした。
「2連覇は嬉しいですが、大事なのはここから1年をかけてどういうチームにしていくか。もっとハイプレスの回避やクロスの精度などの改善点は山ほどあるので、もっと突き詰めてやっていきたい。その差が最後の選手権で出ると思うし、それは昌平戦で学んだので生かしていきたいと思います」(江本監督)
「選手権のあの悔しさは絶対に忘れない。あの経験は絶対に無駄にしてはいけないので、これからもっと意識を高く持ってやっていきたい」(林)
全てはあの80分間の熱戦から始まった。昨年のチームが残してくれた大きな財産を活かし、ワンランク上のチームとなるべく、高川学園が覚悟の1年のスタートを切った。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)