現時点で戦術は全然。でも、形になったらどこが相手でも通用する
――新指揮官のロティーナ監督の印象は?
「どんな戦術かは現時点で言えませんが、ミーティングで『こういうサッカーをやりたいんだ』と聞いた時はギャップを感じました」
――ギャップとは?
「僕が前回Jリーグにいた時、ロティーナ監督はJ2の(東京)ヴェルディを率いていたので、戦ったことはないんです。だから対戦経験のある選手に訊くと、『ブロックを敷く守備重視の戦い方だよ』って言うんですよね。でもミーティングを聞いていると、そうでもないなと。例えば、誰かが守備をサボると引く時間が長くなりますが、エスパルスはブラジル人選手も含めて皆が献身的。だから守備ばかりにならないはず。まあ、そこは選手次第。『このサッカーきついんだよな』『走るの嫌だな』とサボると、全員が引くしかない。現時点で戦術は全然。でも、形になったらどこが相手でも通用すると思います」
「どんな戦術かは現時点で言えませんが、ミーティングで『こういうサッカーをやりたいんだ』と聞いた時はギャップを感じました」
――ギャップとは?
「僕が前回Jリーグにいた時、ロティーナ監督はJ2の(東京)ヴェルディを率いていたので、戦ったことはないんです。だから対戦経験のある選手に訊くと、『ブロックを敷く守備重視の戦い方だよ』って言うんですよね。でもミーティングを聞いていると、そうでもないなと。例えば、誰かが守備をサボると引く時間が長くなりますが、エスパルスはブラジル人選手も含めて皆が献身的。だから守備ばかりにならないはず。まあ、そこは選手次第。『このサッカーきついんだよな』『走るの嫌だな』とサボると、全員が引くしかない。現時点で戦術は全然。でも、形になったらどこが相手でも通用すると思います」
――GKに求められることは?
「特別変わった要求はないです。『失点するな』『シュートが来たら止めてくれ』とか。基本的なことを必要とされるからこそ、やりがいはありますよ。基礎技術が高いGKがいい選手だと思っているので」
――ちなみに背番号を37に決めたのは、FC東京で2種登録されていた時の番号だから?
「おっ、よく分かりましたね。初心を忘れないようにです。何歳になっても自分が若かった頃を思い出せるように決めました。あと息子が突然37番って言ったので(笑)」
――昨季まで37番だった鈴木唯人選手には?
「実は唯人が23番に変わるのが決まっていて、37は空いていたんです。一応、『ごめん‼』って伝えました(笑)。でも唯人は(岡崎慎司や北川航也が背負ってきて)エスパルスの出世番号になった23番なので問題ないでしょう(笑)」
――ここからはチームの話に。昨季の清水はリーグワーストの70失点で、順位も16位と苦しみました。
「エスパルスに加入して間もないですが、去年まで成績が振るわなかった理由がなんとなく分かる。逆に強いクラブであり続ける可能性も秘めている。どっちも感じます」
――なんとなく感じたという、成績が振るわなかった理由は?
「僕の主観ですが、選手がJ1レベルではないかと問われれば、そうでもない。J1で中位だったり、ACL出場を狙えるようなメンバーだと思います。でもコロナ禍で難しい1年だったとしても、シーズン中に二度の5連敗と一度の7連敗は普通じゃない。一度目の5連敗で何か気付かなきゃいけない。『この前連敗した時はこういう空気だったから、もう少しこうしようよ』『俺が引っ張るんだ』『俺がこのチームの中心でやる』とか燃える選手はもっと増えていい」