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【横浜】「誰が点を取るのか」新シーズンの課題解決へ、4年目の指揮官にかけられる期待と責任

カテゴリ:Jリーグ

藤井雅彦

2021年02月08日

レオ・セアラはコロナ禍で開幕には間に合わない

超攻撃的なサッカーでタイトル奪取を狙う横浜。写真:藤井雅彦

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 ここで横浜は大きな問題にぶつかる。『どうやって点を取るか』よりも『誰が点を取るのか』という抜本的な問題解決に至っていない。

 すでに獲得発表済みのレオ・セアラは緊急事態宣言延長の影響によって来日できておらず、開幕には間に合わない。キャンプではオナイウ阿道と前田大然がCFに固定され、オナイウは海邦銀行戦でハットトリックを達成。前田も沖縄SV戦で1得点とそれぞれ結果を出した。いずれも今季に懸けるモチベーションが高く、まずまずの仕上がりを見せている。

 エリキやジュニオール・サントスは戦術を度外視したところでゴールネットを揺らせる特異な存在だった。誤解を恐れず言えば、横浜のスタイルにジャストフィットするというよりも、異質な個をポステコグルー監督が使いこなしていたという印象のほうが強い。

 その点で、オナイウや前田が得点するためには周囲のお膳立てが欠かせない。チーム全体で助っ人ストライカーが抜けた穴を埋め、ゴールを量産できるか。
 
 この課題を一朝一夕で解決するのは難しい。1次キャンプでは一貫して3バックを採用したが、ポステコグルー監督は「新しいことを試したとは思っていない。1次キャンプでは試合勘を取り戻し、試合のコンディションを整えることがテーマだった」とあくまでも準備段階であることを強調。11日から始まる2次キャンプでシステムを含めた最適解を探っていく意向だ。

 選手の個人能力に頼るのをやめ、アタッキング・フットボールのバージョンアップを目指す新シーズンは、指揮官にかかる期待と責任は過去3年以上に大きくなりそうだ。

取材・文●藤井雅彦(ジャーナリスト)

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