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「もうね、レベルが違う」林陵平が振り返る名パートナーたち。特に驚愕したのが…【インタビュー後編】

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2021年01月15日

「あの期間はサッカー人生でも一番濃かった2、3週間」

驚愕だったのがフランサ。「練習でも異次元の上手さだった」という。(C)SOCCER DIGEST

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――印象に残っているシーズン、3つ目は?

「水戸時代の翌年、2018年です。17年に結果を出して、ヴェルディからまたオファーをいただいて、10年ぶりに復帰しました。その年はロティーナ監督とイバンコーチ体制の2年目で、彼らの下でプレーするのがすごく楽しみだったんですよね。それまでスペイン人監督はJリーグにはほとんどいなかったし、僕は海外サッカーが好きで、ロティーナがデポルティボを率いていた時代を知っていたから、あの監督とできるのかって感じで。

 いわゆるポジショナルプレーを採用していて、練習も新しいメニューだったし、調整の仕方も日本人監督はまったく違うやり方だったので、すごく新鮮でした」

――どんな違いが?

「例えば試合2日前って、普通は紅白戦とか強度の高いメニューをやって、バンバン上げるじゃないですか。でもロティーナの時は、ジョギングで終わりだったりするんです。『これで本当に試合になって走れるのか』って最初は不安でしたね」
 
――実際に、それで動けるんですか?

「それが案外、動けたりするんですよね。考え方が違うんでしょうね。日本では『練習でしっかりやらなければ試合では動けない』と言われるけど、ロティーナはそもそも『試合で動くために練習量を考える』。これは決定的な違いだと思います」

――そのロティーナの下でJ1昇格まであと一歩まで迫りました。林さんもその年は28試合・7得点とコンスタントに結果を残します。

「僕個人で言えば、年間を通してベンチを外れる試合は1試合もなかったので、すごく信頼して使ってもらいました。結構大事なゴールを決められました。プレーオフに出場がかかった最終節の町田戦の右足のループはすごく印象に残っています。

 そのあとのプレーオフも痺れましたね。大宮戦ではひとり退場しながらも粘り勝ち、横浜FC戦もアディショナルタイムに劇的なゴールで勝てた。最後の磐田戦では負けてしまったけど、最終節の町田戦から磐田戦までの、あの期間はサッカー人生でも一番濃かった2、3週間だったかなと思います」
 
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