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衝撃のハットトリック!青森山田を3年連続の決勝へ導いた安斎颯馬の決定力。クローザーからの転機となったのは…

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2021年01月10日

「今年は王座奪還。決勝の舞台に立たないと意味がない」

昨年の借りを返すべく、優勝へ意欲を燃やす安斎。決勝でも得点力を発揮できるか。写真:徳原隆元

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 準々決勝の堀越戦で1アシストを記録して迎えた準決勝。16分、安斎はMF小原由敬(2年)のスルーパスに抜け出して左足で先制弾を流し込むと、2-0で迎えた後半立ち上がりにはMF仙石大弥のシュートのこぼれ球に反応し、右足アウトフロントで巻いたボールをゴール右隅に沈めるビューティフルボレーを披露。試合を決定づける、チーム3点目をマークした。

 勢いが止まらない安斎は、73分にDFタビナス・ポール・ビスマルク(3年)のクロスからバー直撃のヘッドを放つと、直後の74分にはMF藤森颯太(2年)の折り返しに飛び込んでチームの5点目を叩き出し、自らはハットトリックを達成した。

「(3回戦と準々決勝は)ディフェンスラインの選手が多く点を取ってくれましたが、やっぱりオフェンス陣が取ることが大事だと思っていました。なので、今日こそはオフェンス陣が点を取って、ディフェンス陣を楽にさせてあげたかった」

 この言葉通り、今季公式戦3度目となるハットトリックというド派手な活躍を見せた安斎。だが、昨年決勝の逆転負けをピッチ上で味わった苦い経験があり、「今年は王座奪還。決勝の舞台に立たないと意味がないと思っていた」と決勝で勝ってこそ、本物の喜びが得られることをよく分かっている。

「僕らにできるのはテレビ越しでカップを掲げる姿を見せて、金メダルを持って帰ること。仲間、保護者、お世話になった人たちに届けたい」

 泣いても笑っても、あと1試合。この1年間の思い、青森山田での3年間の想いを決勝でぶつける。彼は今、それしか頭にない。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

【準決勝PHOTO】矢板中央 0- 5 青森山田|圧巻のゴールショーで青森山田が決勝戦進出

【動画】ハットトリックを達成した安斎。鮮烈な左足の先制点と豪快ボレーの3点目!
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