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衝撃デビューから1年…東福岡まさかの3連続PK失敗を誘発! 矢板中央の2年生GKが明かした“的中率100%”の理由【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年01月04日

17本のシュートを浴びるも無失点で凌ぐ

2試合連続でPK戦勝利を呼び込んだ藤井。写真:金子拓弥

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[高校選手権3回戦]矢板中央0-0(3PK1)東福岡/1月3日(日)/等々力

 衝撃の全国デビューから1年。今大会でも特大の存在感を放っているのが、矢板中央の2年生GK、藤井陽登だ。

 1年生だった1年前の選手権では、初戦の大分戦でチームをPK戦勝利に導く活躍。5試合・4失点、2完封の活躍でベスト4進出の原動力のひとりとなり、大会の優秀選手にも選出された。

 今大会のパフォーマンスも出色だ。初戦となった2回戦の徳島市立戦では、1点を奪われたものの、1-1で突入したPK戦で6人目をストップ。またしてもヒーローとなった。

 迎えた3日の3回戦では、過去3度の優勝を誇る東福岡に序盤から猛攻を受け、計17本のシュートを浴びながらもゴールを死守。とりわけ、後半32分の至近距離からのショットを2本連続でセーブしたシーンは圧巻だった。

【動画】的中率100%!藤井が披露した驚異のPKストップはこちら
 
  スコアレスのまま“得意”のPK戦に持ち込むと、「味方は全員決めてくれる。自分が止めてやろうと思った」という守護神がまたしても躍動。1本目こそ成功を許したものの、コースは読んでいた藤井は、続く2人目のキャプテン・上田瑞季のシュートを見事にセーブする。

 これが、「ぎりぎりのコースを狙わなければならない」というプレッシャーになったのだろう。なんと、ヒガシは3、4人目も主力が立て続けに枠を外して失敗。この2本も藤井の読みは当たっていた。

 ただ、前日の徳島市立戦ではストップした6本目までは、ことごとく読みが外れていた。なぜ一日で修正できたのか。試合後にこう明かしてくれた。

「昨日は6本目まで早く動き過ぎてしまった。今日は相手も(キックが)上手いだろうと思ったので、先に動かないように意識しました。それがハマって良かったですし、自信になります」

 自慢の堅守で4年連続のベスト8に進んだ矢板中央。「PK戦に持ち込めれば負けない」――。この2年生GKの存在はとてつもなく大きい。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

【高校サッカー選手権3回戦PHOTO】矢板中央0(3PK1)0東福岡|手に汗握る攻防戦はPK戦へ…矢板中央が勝利し8強入り!

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