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帝京大可児が臨機応変の布陣変更で快勝!鋭い分析眼を示したチームの心臓が16強入りの原動力に【選手権】

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2021年01月03日

「青森山田と3回戦で戦いたい」願いが現実のものに

帝京大可児は大森(10番)が追加点を挙げ、明徳義塾を突き放した。写真:早草紀子

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 2点のビハインドを背負い、もう攻めるしかなくなった明徳義塾は、ここから攻撃のギアを上げてきたが、小宅は冷静だった。

「事前のスカウティングで明徳義塾は10番(FW喜納瑠唯/3年)と24番(MF原山元/2年)が入ってくると攻撃のギアが上がると分かっていた」と、59分にこの2選手が投入されるのを見て、「淳之介を落として、2人でセカンドボールの回収を徹底することを意識しました」と、スタートのダブルボランチに戻した。

 その狙い通り明徳義塾の縦に速いサッカーに対し、糸魚川侃太郎(2年)と犬飼叶都(3年)の2CBが弾いたボールを2人で回収。鈴木は得意のパスで、小宅は身体をうまく使ったボールキープで相手の圧力をすり抜けたことで、最後まで相手に決定的なチャンスを作らせなかった。

 小宅の機転が帝京大可児を2-0の勝利に導いた。これで過去最高成績に並ぶベスト16入り。次なる相手は優勝候補筆頭の青森山田となった。大会前、小宅が「青森山田と3回戦で戦いたい」と言っていたことが、ついに現実のものとなった。

「(過去最高の選手権ベスト8進出へ)良い条件が揃ったと思っています。相手はフィジカルもあるし、プレッシャーも強いと思いますが、そういう相手と戦えるのが全国大会なので、全力でぶつかりたい。歴史を塗り替えたいです」

 小宅はキャプテンとして、チームの心臓として、大一番に心を踊らせている。大物撃破の鍵は、まさに彼が握っている。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
 
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