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U-15の2冠から3年、鳥栖U-18がクラブユース選手権初優勝!強さの裏にある“1年生トリオ”の台頭

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年12月31日

「大舞台で力を発揮できるから試合にも出場できている」

U-16日本代表の坂井は、決勝では鮮やかなロングフィードでゴールをお膳立てした。写真:松尾祐希

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 鳥栖U-15からU-18に昇格を果たした楢原と福井は昨夏のU- 15クラブユース選手権を制したメンバーで期待値が高く、ソレッソ熊本出身の坂井もU-16日本代表で活躍しているタレント。とはいえ、いきなり高校年代で結果を残すのは簡単ではない。しかも、今年は新型コロナウイルスの影響で活動できなかった時期も長く、プレースピードに慣れる時間もあまりなかった。それでも、限られた時間でチームに適応。特筆すべきに値するパフォーマンスで優勝に貢献した。

 彼らは同じポジションで起用されることも多く、世代別代表でしのぎを削るライバルでもある。その関係性があるからこそ、現状に満足せず上を見据えて戦えているのは間違いない。例えば、福井は今大会の序盤をベンチで温めていたが、坂井や楢原の活躍を目の当たりにして期するものがあったという。「2人が活躍していたので、自分もやれると思っていた。途中出場だからとかは全然思っていなかった」。そうした姿勢が準々決勝以降のプレーにつながったように、高いレベルで競争できる仲間が身近にいる点は彼らにとってプラスだ。

 まだまだプレーに波はある。しかし、持っているポテンシャルは底知れない。先輩たちが抜ける来季、要求されるプレーや期待は今まで以上に上がる。そうした環境に身を投じ、さらなるレベルアップを果たせるか。そこは彼らも分かっている。
 
「技術や戦う姿勢を3人とも出せている。周りの人たちより上手いとは思っていないけど、できる自信はあるし、大舞台で力を発揮できるから試合にも出場できている。期待に応えられるようにやっていきたい」(坂井)

「自分たちが1年生として出ているなかで、3年生が引っ張ってくれている。自分の特徴であるハードワーク、攻撃の起点になるプレー、守備のスイッチは誰にも負けない。それを継続していけば、また来年も良い結果がチームでも個人でも見えてくる」(楢原)

「自分の特徴はボールをたくさん触ってリズムを作ることで、課題は守備でもっとタフに厳しくいかないといけない。来年はU-15高円宮杯を制した後輩が入ってくるので、負けないようにやらないといけない」(福井)

 トップチームでのデビューを目指しながら、注目の1年生トリオがどのような進化を遂げていくのか。来季も鳥栖U-18から目が離せない。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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