選手たちはクーマンをどう見ているのか?
また、先制されると反発力を示せずにそのままずるずると敗れる傾向が続いているのは、メンタル面の弱さにも原因がある。ユーベ戦ではホームのカンプ・ノウでもその課題をさらけ出した。
もっとも、こうした負の連鎖に歯止めがかからない状況は、昨シーズンにチームを指揮したエルネスト・バルベルデとキケ・セティエンのふたりも直面していたことだ。クーマンだけに責任に負わせるのは酷であろう。
実際、クラブ内部から「このアンバランスな陣容ではチームを構築していくのは困難だ。底上げを図り、責任の所在を明確にしないことには始まらない」とクーマンを擁護する意見が上がっている。そのマネジメント術についても、選手たちの間で「フランクでストレート」とポジティブな声が大半を占めており、求心力は保たれている。
いまはとにかくクーマンの修正力に期待するしかないが、時間に追われ突貫工事を強いられているのが現状だ。選挙はまだ1か月以上も先だ。
文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳:下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
もっとも、こうした負の連鎖に歯止めがかからない状況は、昨シーズンにチームを指揮したエルネスト・バルベルデとキケ・セティエンのふたりも直面していたことだ。クーマンだけに責任に負わせるのは酷であろう。
実際、クラブ内部から「このアンバランスな陣容ではチームを構築していくのは困難だ。底上げを図り、責任の所在を明確にしないことには始まらない」とクーマンを擁護する意見が上がっている。そのマネジメント術についても、選手たちの間で「フランクでストレート」とポジティブな声が大半を占めており、求心力は保たれている。
いまはとにかくクーマンの修正力に期待するしかないが、時間に追われ突貫工事を強いられているのが現状だ。選挙はまだ1か月以上も先だ。
文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳:下村正幸
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