心身充実の猶本光がチームを二冠獲りに導く
さらに今年1月、ドイツ・ブンデスリーガ1部・SCフライブルクから浦和Lに復帰した猶本の変化は他の部分にもある。そのひとつが以前にも増した力強さだ。
ボールを前に持ち運ぶ推進力に加え、相手に囲まれても簡単に倒れることは少なくなった。試合中にミドルシュートを打つ回数が増え、フリーキックも含めこれまでとは違う“ズドン”という鈍い音が響く。ドイツでの経験を経てたくましくなった印象だ。
フィジカル面だけでなく、同じくドイツでのプレー経験があり、猶本自身慕ってやまない安藤梢の言葉には、メンタル面での成長のヒントも隠されている。
安藤がドイツから浦和Lに戻った2017年当時、チームにはテクニックがあり、将来性豊かな選手が揃っていた一方、日テレやINACに比べ、勝負強さが足りなかった。
安藤は当時の心境を「浦和Lで絶対優勝したと思うのと同時に、周りからの期待に応えられるかプレッシャーがあった。でも期待に応えることで自分の成長につながった。ドイツ帰りのところを見せたかった」と振り返る。
こうした意地のようなものが猶本にも芽生えているのかもしれない。チームにフィットした猶本は皇后杯2回戦でゲームを掌握する柱として君臨した。
リーグに続き、皇后杯優勝を狙う浦和L。意気軒昂、心身充実の猶本光がチームを二冠獲りに導く。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
ボールを前に持ち運ぶ推進力に加え、相手に囲まれても簡単に倒れることは少なくなった。試合中にミドルシュートを打つ回数が増え、フリーキックも含めこれまでとは違う“ズドン”という鈍い音が響く。ドイツでの経験を経てたくましくなった印象だ。
フィジカル面だけでなく、同じくドイツでのプレー経験があり、猶本自身慕ってやまない安藤梢の言葉には、メンタル面での成長のヒントも隠されている。
安藤がドイツから浦和Lに戻った2017年当時、チームにはテクニックがあり、将来性豊かな選手が揃っていた一方、日テレやINACに比べ、勝負強さが足りなかった。
安藤は当時の心境を「浦和Lで絶対優勝したと思うのと同時に、周りからの期待に応えられるかプレッシャーがあった。でも期待に応えることで自分の成長につながった。ドイツ帰りのところを見せたかった」と振り返る。
こうした意地のようなものが猶本にも芽生えているのかもしれない。チームにフィットした猶本は皇后杯2回戦でゲームを掌握する柱として君臨した。
リーグに続き、皇后杯優勝を狙う浦和L。意気軒昂、心身充実の猶本光がチームを二冠獲りに導く。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)