先輩たちに続け…関西学院大FW山見大登のG大阪入りの裏側にある、山本悠樹の存在

カテゴリ:大学

竹中玲央奈

2020年12月10日

進路を導いた“先輩”の存在

アタッキングゾーンでは積極的にドリブルで仕掛ける。山見にはプロスカウトも「モノが違う」と高評価を与えている。写真:竹中玲央奈

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 大学でもサッカーを本気で続けることになり、山見の意識は変わった。

「やるからにはやりきりたいし、やらへんやったらやめる。だから、やるならとことん上を目指してやりたいなと。自分は負けず嫌いでしから。1年の時はベンチスタートが多かったですけど、ベンチで出てサテ戦に出て……というよりはトップの公式戦にレギュラーとして絡んで結果を残したいなと。高校の先生や友達も自分のことを見てくれているので、外に出てもしっかり活躍しないといけないと思っていました」

 1年次からトップチームに登録され、2年次には立場を確立し、チームの中心となった。持ち味のスピードとドリブル突破、得点力は“圧巻”の一言に尽き、天皇杯で示したカットインからのシュートは十八番だ。“柔”と“剛”を持ち合わせるドリブラーでシュートレンジも広いという希少な存在である。ゆえに、関西学生リーグでは2人、3人と彼をケアしてくるのが日常的だ。しかし「このレベルでは1枚2枚は剥がしていかないと、もっと上でやるときには通用しない」と常に大きな課題を自身に貸し、日々高みを目指して歩んでいった。

 そして、彼の大学時代の成長に大きな影響を与えたのが山本悠樹の存在である。大卒1年目ながら名門G大阪の中盤の底で地位を確立した彼が、山見の良さを存分に引き出していた。

「2年の前期の途中から後期はチームの中心としてやらせてもらっていたなかで、悠樹くんが自分を見てくれて、対角のパスをいつも出してくれた。そこでオープンスペースで戦うことができて良さを発揮できたので、やはりここでレベルアップができたのかなと」

 さらに、G大阪の練習参加でも「悠樹くんや中盤の選手から良いボールが来る」(山見)環境が、サイドの高い位置からドリブルで仕掛ける自身の強みを存分に引き出すと考えた。地元ということに加えて、G大阪が抱える山本をはじめとした「出し手の存在」は決断の大きな要素となったと言えるだろう。

「俺は山見に期待していますよ。絶対プロになってくれると思いますから、期待していてください」

 大学時代、山本悠樹に“推しの後輩”を訪ねた際に、こういう答えが返ってきたのが印象深い。

 その才能の大きさを見れば、「期待するな」というほうが、無理がある。

取材・文●竹中玲央奈(フリーライター)
 
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