壁をぶち破れるか。それとも、ズルズルと行くのか
とはいえ、土居が指摘する“大事な試合”では、伝統の勝負強さを発揮できていない印象だ。抱える課題を克服できれば、「もうひとつ、ふたつ、相手にとって手強いチームになれるんじゃないか、相手からすれば嫌なサッカーができるんじゃないか」。
悲願のACL初制覇で節目の「20冠」を達成した2018年を最後に、タイトルから遠ざかっている。今年1月の神戸との天皇杯決勝で敗れた後、土居は悔しさを噛みしめながら「個人的には、“常勝鹿島”って言われるのも終わりだと思っています。また違った立場で、鹿島はサッカーをしなければいけない」と決意を新たにしていた。
ザーゴ監督を招聘し、新体制となってスタートした今季、序盤は公式戦6連敗と大きく躓いたが、目指すべきサッカーをブレずにやり続けた結果、来季のACL出場権獲得を狙える順位にまで復活した。
ただ、そこから先にはすんなりと進めずにいる。壁にぶち当たっている。残り3節。今季は勝率が芳しくないホームゲームで、その壁をぶち破れるか。それとも、そのままズルズルと行くのか――。
何度目かの真価が問われる次節の浦和戦。今度こそ、光を見出せる勝利を掴みたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
【PHOTO】前人未到の20冠!鹿島アントラーズが獲得した全タイトルを秘蔵写真で振り返り!
悲願のACL初制覇で節目の「20冠」を達成した2018年を最後に、タイトルから遠ざかっている。今年1月の神戸との天皇杯決勝で敗れた後、土居は悔しさを噛みしめながら「個人的には、“常勝鹿島”って言われるのも終わりだと思っています。また違った立場で、鹿島はサッカーをしなければいけない」と決意を新たにしていた。
ザーゴ監督を招聘し、新体制となってスタートした今季、序盤は公式戦6連敗と大きく躓いたが、目指すべきサッカーをブレずにやり続けた結果、来季のACL出場権獲得を狙える順位にまで復活した。
ただ、そこから先にはすんなりと進めずにいる。壁にぶち当たっている。残り3節。今季は勝率が芳しくないホームゲームで、その壁をぶち破れるか。それとも、そのままズルズルと行くのか――。
何度目かの真価が問われる次節の浦和戦。今度こそ、光を見出せる勝利を掴みたい。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
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