【日本代表】3日間の練習で垣間見えた、緻密な”ハリル哲学”

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年03月26日

「日本は、試合を決める最後のスペースで攻守ともに物足りない」(ハリルホジッチ監督)

一つひとつの練習メニューにも、計算され尽くした緻密さが垣間見える。宇佐美ら若手の能力をさらに引き出し、代表チームで活かすことにつながるか。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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就任決定前から映像で日本代表を分析していた指揮官。合宿中のミーティングでは、日本の弱点を的確に指摘していたという。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 3日目は攻撃の練習を行なった。速攻、3人目の動きをテーマに、ボールを奪ってからシュートまでの形を何度も繰り返している。
 
 練習前のミーティングでは、現代サッカーではパスの本数が少ない速攻からの得点の確率が高いというデータを提示。「日本の弱い部分は、カウンターが少ないこと。試合を決める最後のスペースで攻守ともに物足りない」と指摘した。
 
 ピッチ外にもメスを入れた。
 
 食事はザッケローニ体制下などでは指定時間内に済ませれば良かったが、ハリルホジッチ監督は朝食は午前9時、昼食は午後1時から全員が揃って食べ、テーブルも従来の円卓から全員の顔が見える長机に変更。気分転換の散歩は例外として認めるが、基本的に外出禁止にするなど、徹底管理する方針を打ち出した。
 
 合宿中はチーム、ポジション別などのグループ、個人などに分けて、連日ミーティングを実施。槙野は「非常に細かいが、指示は分かりやすい」と説明した。緻密で厳しいが、3日間の練習を終えた時点では、選手、スタッフの評判は上々。”東欧の魔術師”と称される手腕を垣間見せている。
 
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