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「今年はかなり厳しい」の声を力に…前年度全国4強の帝京長岡が3年連続の選手権出場!主将が明かす強固な一体感

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2020年11月10日

帝京長岡の伝統のエースナンバーを引き継ぐも「僕は14番タイプじゃないと思っていた」

今季京都に加入した谷内田からエースナンバーの14を引き継いだ川上。キャプテンとしてもチームを引っ張る。写真:安藤隆人

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 川上はキャプテンとして常にチームの先頭に立ち、試合では献身的な守備とパスセンスを駆使して、攻守の中枢を司った。川上が偉大な先輩たちから引き継いだのは、チームのために戦う、自分の力を発揮するというメンタリティだけではなかった。谷内田が背負っていた帝京長岡の伝統のエースナンバー14も、彼の背中に引き継がれた。

「僕は14番タイプじゃないと思っていたし、期待されている1年生の廣井やMF桑原航太などがつけると思っていたし、僕は昨年の6番のままだと思っていた」

 彼の言う通り、帝京長岡の14番は下級生の期待の存在が背負い、卒業してからまた新たな下級生に引き継がれるパターンが多い。3年生で引き継ぐのはどちらかと言えばレアケースだ。しかし、古沢徹監督は14番選びに迷いはなかった。

「今年は去年のチームと比べられ、かつこれまでの先輩たちが成し遂げられなかった3連覇も懸かっていると言う、プレッシャーの大きな代。だからこそ、そのプレッシャーを跳ね除けて前に進んでいかないといけないからこそ、その象徴として航立しかいない」

 絶大な信頼を持って川上に14番を託した。そして、彼はその責務を真摯に全うし、チームを3連覇に導いた。
「一体感は絶対に最後まで大事にしないといけない。今日の試合もずっと『最後は気持ちだ』とみんなに伝えていた。これで全国の切符を掴んだので、次は全国制覇を本気で狙っていきます」

 昨年塗り替えた歴史を、さらに塗り替える。プレッシャーを力に変えていくチームの先頭に川上の存在がある限り、これは決して夢物語ではないだろう。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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