【選手権予選】全47都道府県の最新結果を総まとめ! 常連校が続々敗退、桐光が日藤を撃破、東京B、広島、茨城など22の決勝カードが確定
カテゴリ:高校・ユース・その他
2020年11月09日
クライマックスの今週末は20都府県で予選決勝を開催
11月8日、第99回全国高校サッカー選手権・地区予選が各地で開催され、新たに10校の出場が確定した。青森、岩手、群馬、福井、兵庫、山口、高知、長崎、宮崎、鹿児島の各決勝だ。最終盤に2得点を挙げて前橋商がどんでん返しを演じた群馬決勝や、長崎総科大附(長崎)と鵬翔(宮崎)が劇的展開で初出場校の軍門に降ったゲームなど、実にエキサイティングな一日となった。
そんななか、日曜日には注目度の高い準決勝も数多く開催された。やはり筆頭は、神奈川の桐光学園と日大藤沢の一戦だろう。ともに全国クラスのタレントを抱えるチーム同士の闘いは、下馬評通りに熾烈を極めた。
立ち上がりから拮抗した白熱のバトル。先にスコアを動かしたのは桐光学園だった。前半16分に栗原が直接FKをねじ込み、まずは端緒を開いた。以降は一進一退の攻防が続いたが、後半に入ると日大藤沢が攻勢を強める。司令塔の斉藤を中心にゲームを組み立てると、サイドを抉ってチャンスを創出。そして後半24分、その斉藤がペナルティエリア外から右足を振り抜くと、これが相手DFに当たってゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。
1ー1で突入した延長はさらに中盤での激しさが増し、互いにカウンターやロングボールを多用。延長後半6分に日大藤沢がロングスローから好機を掴み、鈴木輪が押し込んで逆転に成功したのも束の間、桐光学園も執念の粘りで食い下がり、2分後に裏のスペースに抜け出した新井のラストパスから、走り込んだ粟江が千金弾をねじ込んだ。
試合は100分間で決着が付かず、運命のPK戦へ。先攻の日大藤沢がふたり外したのに対して、桐光学園はひとりで踏ん張り、5-4でこれを制した。11月28日に行なわれる決勝では、横浜創英を1-0の僅差で下した桐蔭学園と雌雄を決する。
そのほか、茨城決勝が鹿島学園と明秀日立、東京Bが大成と堀越、広島が広島皆実と如水館の顔合わせとなり、14日に準決勝を消化する熊本をのぞく残りの全決勝カードが確定した。14日は栃木、東京AB、山梨、静岡、岐阜、愛知、大阪、滋賀、徳島、愛媛の10都府県で、15日も千葉、茨城、埼玉、京都、和歌山、奈良、広島、福岡、大分の9府県で予選決勝が開催される。
11月16日にオンラインでの組み合わせ抽選会を実施され、21日の熊本決勝、28日の神奈川決勝を経て、全代表校が出揃う。
11月8日現在で本大会出場を決めたのは26校で、初出場は学法石川(福島)、創成館(長崎)、宮崎日大(宮崎)の3校。一方で静岡学園(静岡)、佐野日大(栃木)、前橋育英、桐生一(ともに群馬)、尚志(福島)、秋田商(秋田)、國學院久我山、駒澤大高(ともに東京)、日大藤沢(神奈川)、阪南大高、興国(ともに大阪)、野洲(滋賀)、立正大淞南(島根)、長崎総科大附(長崎)、日章学園、鵬翔(ともに宮崎)、鹿児島城西(鹿児島)といった強豪・有力校が地区予選で涙を呑んだ。
そんななか、日曜日には注目度の高い準決勝も数多く開催された。やはり筆頭は、神奈川の桐光学園と日大藤沢の一戦だろう。ともに全国クラスのタレントを抱えるチーム同士の闘いは、下馬評通りに熾烈を極めた。
立ち上がりから拮抗した白熱のバトル。先にスコアを動かしたのは桐光学園だった。前半16分に栗原が直接FKをねじ込み、まずは端緒を開いた。以降は一進一退の攻防が続いたが、後半に入ると日大藤沢が攻勢を強める。司令塔の斉藤を中心にゲームを組み立てると、サイドを抉ってチャンスを創出。そして後半24分、その斉藤がペナルティエリア外から右足を振り抜くと、これが相手DFに当たってゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻した。
1ー1で突入した延長はさらに中盤での激しさが増し、互いにカウンターやロングボールを多用。延長後半6分に日大藤沢がロングスローから好機を掴み、鈴木輪が押し込んで逆転に成功したのも束の間、桐光学園も執念の粘りで食い下がり、2分後に裏のスペースに抜け出した新井のラストパスから、走り込んだ粟江が千金弾をねじ込んだ。
試合は100分間で決着が付かず、運命のPK戦へ。先攻の日大藤沢がふたり外したのに対して、桐光学園はひとりで踏ん張り、5-4でこれを制した。11月28日に行なわれる決勝では、横浜創英を1-0の僅差で下した桐蔭学園と雌雄を決する。
そのほか、茨城決勝が鹿島学園と明秀日立、東京Bが大成と堀越、広島が広島皆実と如水館の顔合わせとなり、14日に準決勝を消化する熊本をのぞく残りの全決勝カードが確定した。14日は栃木、東京AB、山梨、静岡、岐阜、愛知、大阪、滋賀、徳島、愛媛の10都府県で、15日も千葉、茨城、埼玉、京都、和歌山、奈良、広島、福岡、大分の9府県で予選決勝が開催される。
11月16日にオンラインでの組み合わせ抽選会を実施され、21日の熊本決勝、28日の神奈川決勝を経て、全代表校が出揃う。
11月8日現在で本大会出場を決めたのは26校で、初出場は学法石川(福島)、創成館(長崎)、宮崎日大(宮崎)の3校。一方で静岡学園(静岡)、佐野日大(栃木)、前橋育英、桐生一(ともに群馬)、尚志(福島)、秋田商(秋田)、國學院久我山、駒澤大高(ともに東京)、日大藤沢(神奈川)、阪南大高、興国(ともに大阪)、野洲(滋賀)、立正大淞南(島根)、長崎総科大附(長崎)、日章学園、鵬翔(ともに宮崎)、鹿児島城西(鹿児島)といった強豪・有力校が地区予選で涙を呑んだ。