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【長友佑都インタビュー後編】「一番下手だった自分がプロの世界で生き残っているのは…」

カテゴリ:海外日本人

松尾祐希

2020年10月23日

「メンタル面を育てるのは指導者の力量だと思う」

マルセイユでは早くもチームに溶け込んでいる。イタリア、トルコと渡り歩いた経験が生きている。(C) Getty Images

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 誰よりも努力をしてきた長友。日本代表まで上り詰めたのも類い稀なメンタリティの強さを持っていたからだ。

「一番下手だった自分がプロの世界で生き残っているのは、8割ぐらいメンタルだと言っても過言ではない。継続する力や努力する力、忍耐力があれば、技術は後からでも備わってくる。多くの人は『子どもの時にある程度身に付けないと、大人になってからは身に付かない』と言うけど、そうじゃない。もちろん子どもの頃に身につけた方がいいし、しっかりやっておいた方がいいんだけど、大人になってからでも技術は身に付く。それは自分を見てもらえば分かるはず。プロになった時の試合と今の試合で技術面を比較したら、サッカー好きな人は理解してもらえると思う」

 ただ、自分ひとりの力で成長するのは大変だ。サポートする人たちがいなければ、豊かな心は育たない。だからこそ、長友はむやみにスクール事業を広げるつもりはないと言う。自身の理念を理解してくれたうえで指導するスタッフがいなければ、自らが目指す育成は成り立たないからだ。

「メンタル面を育てるのは指導者の力量だと思うんです。やっぱり子どもは弱いし、すぐに落ち込んでしまう。外から与えられる事象に左右されて、気持ちがブレやすいんです。それだけ子どもたちはピュア。彼らのモチベーションを上げながら、叱る愛情をバランス良く兼ね備えていて、道標を見出して上げられるような指導者が必要なんです」
 
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