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複数Jクラブに代表スタッフも熱視線!流経大の逸材ボランチは東京五輪の隠し玉となり得るのか?

カテゴリ:大学

竹中玲央奈

2020年08月21日

オファー済の名古屋を含め、複数クラブが興味

ボールを奪う力は大学サッカー界屈指。関塚氏もJ1で通用すると語っていたという。写真:竹中玲央奈

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 174cmとサイズは決して大きくなく、体重も70kgに満たないほど。しかし、屈強な相手に負けることもないどころか、自分より10cm近くサイズのある相手に対しても競り負けないフィジカルを持つ。「身体能力の部分は他の選手と比べてもあると思う」と安居本人も言うが、地空両方で自身より大柄な選手に打ち勝てる選手はそういない。奪った後の配給面でも良いい意味でそつなくこなし、攻撃の矢印を折ることはしない。

 2部の舞台とはいえ突出した力を持つ彼に、熱いラブコールを送っているのが名古屋だ。その才気にいち早く目をつけ、開幕前には練習に招き、正式なオファーも出している。名古屋は昨年から中盤の底で“奪える”力を持つ選手を欲していたなか、彼はこの上ない人材だった。

 安居はまだ3年だが、名古屋以外にも鳥栖をはじめ多くのクラブが興味を示しており、すでに争奪戦が始まっている。最終的に彼が下す決断はどこになるだろうか。

 冒頭に紹介した関塚氏の話の続きになるが、その後、日本代表の森保一監督が流通経済大の練習へ視察に来る予定があったという。「安居を観に来るのかどうか分かりませんが」と中野監督は言っていたが、おそらく一つの目的ではあっただろう。

 オファーを出している名古屋には国内でもトップクラスの“刈り取り屋”である米本拓司や稲垣祥がいる。近いタイプの2人がいることで安居にとって良いお手本となるし、そういう意味でも名古屋入りを決断して経験を積むことは、彼の成長に大きく寄与するかもしれない。早期の代表入りを目指すのであれば、その決断はありだろう。

 大学生活はまだ1年半を残しているので、慌てず、熟考してもらいたい。ただ、彼がJの舞台で闘う姿を一刻も早く、多くの人に見てほしいという思いがあるのも、本音である。

取材・文●竹中玲央奈(フリーライター)

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