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【THIS IS MY CLUB】“手と手を取り合ってきた”高橋義希と鳥栖「僕のすべて。なかったらゾッとする」

カテゴリ:Jリーグ

古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

2020年07月03日

トーレスの印象については…

高橋義は松岡(写真)など、若手の活躍を頼もしく感じているようだ。写真:徳原隆元

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――ここからは今季の話を聞かせてください。鳥栖はどういうチームになっていますか?
「ユースから選手が昇格するなどフレッシュなメンバーが揃いました。若手の新加入選手は『チームの雰囲気はとても入りやすくて、すぐに馴染めた』と言っていて、それはいいことですし、何年も一緒にプレーしていたような仲の良さですね。だからといって、仲良しこよしではなく、必要な時はしっかりと言い合える環境がつくれていますし、雰囲気がいいチームになっています」

――高橋義希選手は在籍15年目でチーム最古参です。若手の新加入選手が馴染みやすいように意識していることはありますか?
「特別に意識はしていませんが、若手が萎縮するような言動はしないように心掛けています。自分自身、すべてに対して真摯に取り組んでいきたいと考えています。そういう姿勢を見て何か感じてもらえたら嬉しいですね」

――若手と言えば、ともに育成組織出身で10代の松岡大起選手と本田風智選手のふたりが開幕戦で先発しました。
「僕たちベテランが影響を与えられるかは分かりませんが、彼らがチームにすんなりと馴染むための手助けになれば嬉しいですし、伝統を若手に伝えていきたいですね。でも前提として、彼らは個の能力が高くてメンタルも素晴らしい。それはユースの頃からしっかりとした指導があったからこそだと思います」
 
――伝統とは?
「チームワークを重視するところ、ハードに練習に取り組むところ、チームを想う強い気持ちなどでしょうか。練習からハードに取り組むのは当然のことですが、それができない状況に陥らないためにもベテランがしっかりやるべき。それを見れば若手は『手を抜けない』、『しっかりやらなければ』と感じてくれるはずです」

――今季でJ1の9シーズン目を迎えます。クラブのここまでの成長は想像できましたか?
「もちろんJ1昇格と定着は目指していましたけど、入団した当初はJ1で9年連続も戦えるなんて想像できなかったです。世界的に有名な(フェルナンド・)トーレス選手が来るなんて思ってもみなかった。彼の加入は鳥栖市、佐賀県、クラブにとって非常に大きかった。今後は、ただ所属していたという過去の事実だけでなく、彼の残してくれたものを受け継いでいければいいですね」

――トーレス選手の印象は?
「言葉数はそこまで多くはないですけど、チームを第一に考えてくれて全選手をリスペクトしていました。あれだけのトップスターは、わがままだと思われがちですけど、それは一切なくて、トレーニング量も一番多かったのではないでしょうか。トップになるにはそれくらいの努力が必要だと改めて感じました」
 
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