• トップ
  • ニュース一覧
  • 興梠慎三が選ぶJ歴代最強チーム「数字が強さを物語る。ミシャのサッカーがハマって負ける気がしなかった」

興梠慎三が選ぶJ歴代最強チーム「数字が強さを物語る。ミシャのサッカーがハマって負ける気がしなかった」

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2020年06月03日

09年の鹿島はタレントも揃っていた

16年の浦和は「これまでやっていたサッカーで一番手応えを感じていた」という。リーグトップで、クラブ史上最多の年間勝点74を記録した。(C)J.LEAGUE PHOTOS

画像を見る

 普通は1、2点差では気が抜けないけど、当時は1点取ったら「あ、この試合は勝ったな」って自然と思えるような。そんな心の余裕がありましたね。

 タレントも揃っていました。前年に連覇した時のメンバーがほとんど残っていて。例えばFWだったらマルキ(マルキーニョス)と俺がレギュラーで、その他にも(田代)有三さんがいて、大迫(勇也)が新人として入ってきて。誰が出ても同じように質の高いサッカーができたし、ハイレベルな競争が生まれていました。その緊張感が結果につながったんじゃないかな。

 なかでもマルキは凄かったです。大事なところでしっかりと点を取ってチームを勝たせられるし、難しいクロスも簡単に合わせて決めてしまう。スーパーシュートも多くて、まさに頼れるエースって感じでした。

 3位には、観戦者目線で03年の浦和を選びました。鹿島とのリーグカップの決勝を観て、かなり驚いたのを覚えています。なんといっても、あの2トップが本当に凄まじかった。エメルソンと田中達也さんです。

 ふたりともスピードが抜群で、決定力も高い。特にエメルソンを初めて見た時の衝撃は今でも忘れられません。当時僕は高校生で鹿島入りが内定するくらいの頃だったんですけど、「この世界でやるのか」って思わされました。不安半分、楽しさ半分みたいな感じでしたね。

 アラウージョやフェルナンジーニョと強烈な助っ人が揃っていた05年のガンバも候補に挙がりましたけど、エメルソンと達也さんの2トップがいた頃の浦和には、それ以上のインパクトがありました。

――◆――◆――

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

※『サッカーダイジェスト』2020年6月11・25合併号より転載。
【詳細情報】2020年6月11.25日合併号

【PHOTO】「Jリーグ歴代最強チーム」はどれだ!?|2009年鹿島アントラーズの特選フォトはこちら!

5月28日発売のサッカーダイジェストでは、「Jリーグ歴代最強チーム」と題し、現役選手や元日本代表など総勢50名が“歴代で最強だと思うチームトップ3”を選出!第2特集ではJ1・J2全クラブの“歴代最強チーム”なども紹介している。

画像を見る

【関連記事】
宇佐美貴史が選ぶJ歴代最強チーム「毎試合『今日は何点取るんやろうな』と予想しながらスタジアムに行った」
大久保嘉人が選ぶJ歴代最強チーム「得点王になれたのは川崎のおかげ。公園で遊んでいる感覚やった」
玉田圭司が選ぶJ歴代最強チーム「なによりメンバーが豪華。プロのトップレベルを痛感」
小野伸二は「日本の宝」で「最高傑作」。“J歴代ベスト11”で称賛の嵐! 中村俊輔も「シンジしかいない」と認める
「マジで衝撃でしたよ」小野、稲本、本山が“一番スゴイ!”と認定した伝説の名手とは?【黄金の記憶】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ