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「警察の厄介にも…」英記者が14年越しに明かした、スコットランド代表の“嬉し恥ずかし日本滞在記”

カテゴリ:日本代表

石川聡

2020年05月15日

「ミッキーマウスのカップだとしても…」

大会制覇を喜ぶスコットランド代表。若き日のフレッチャーの姿も(右手前)。(C)Getty Images

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 日本代表はこのスコットランド戦後、FIFAワールドカップ出場のため、ドイツに向けて出発した。

 一方、スコットランドは同大会の欧州予選でイタリア、ノルウェーに次ぐ3位に終わり、前年秋に出場権を逃していた。つまり、このキリンカップがシーズン最後の試合。長いシーズンが終わり、遠い外国で緊張の糸が一気に緩んだのだろう。この時期に来日する欧州チームは長らく、シーズン後の「慰安旅行」に来ると陰口をたたかれていた。もっとも、そんな相手に日本はなかなか勝てない時代が続いたのだが。

 ウィントン記者が伝えているのは、選手たちのこうした破天荒な物語だけではない。初めての緑茶、ホテルの高層階へ向かう外が見えるガラス張りのエレベーター、トイレの温水洗浄便座など、選手たちのプチ日本体験にも触れている。

 そして、日本人ファンの歓迎ぶり。数は少ないものの、どこへ行ってもフォローしてくるファンがいて、その名前を連呼されたリー・マクローチ(ウィガン/当時)は「地元でも気付かれないのに。フットボーラーじゃなく、ロックスターのように見られていた」と振り返った。

 すでに下降線をたどりつつあった古豪スコットランドの極東への小さな旅。いまから14年前の優勝について「ミッキーマウスのカップ(ほどの価値しかない)と言うひとがいることも知っている」とマクローチ。「それでも国際大会で優勝した唯一のスコットランド代表だ。タイトルの大小は関係ない」と誇らしい思い出となっている。

文●石川 聡

[編集部・注]1884~1984年の期間に英国系4協会(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド→北アイルランド)の代表チームが競う「ブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップ」が行なわれていた。スコットランドは同大会での優勝歴がある。出場選手には代表キャップが与えられるなど現在の国際Aマッチの扱いだったが、英国籍選手同士の試合ということもあり、地域対抗の色彩が濃かった。
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