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【高校サッカー】指導者たちに訊いたコロナ禍の部活。進路選択に影響、トレーニングはオンラインや独自発想で…

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2020年05月05日

オンライントレーニングとともにコンディションアプリで体調を管理

「6日から4日間だけ活動がOKとなったのですが、10日から先に部活動が禁止となって、16日に一斉休校になったことで、ずっと活動をできない状況にあります。県外出身の寮生で神奈川県などの先に緊急事態宣言が出た地域の子はそのまま寮に残り、寮で自粛を続けています。県内の寮生は実家に帰しています」(荒瀬監督)

 チームメイトとすら満足に会えない状況が続いているが、北越ではオンラインを積極的に駆使している。コンディション管理として『ワンタップ』というコンディションアプリを去年から取り入れており、各自の体調と運動時間、トレーニング強度を入力して管理していた。そこに動画も載せられるため、家の中でできるトレーニングの動画を載せたり、走りのメニューを載せたりして各自で取り組めるようにしている。さらにズームを使って家の中で30~40分間、トレーナーの指導のもとで一斉トレーニングを随時行なっている。

「学校の勉強面でもクラスなどにこちらから課題を出して提出するシステムが導入されているので、それをサッカー部としても活用して、去年のインターハイの映像に僕の分析を載せて参考程度に見てもらうようにするなど、やれることはどんどんやっていきたいと思います」

 こうした荒瀬監督の積極的なアプローチもあり、選手たちも折れそうな心を必死でこらえながら前向きに取り組む姿勢を見せている。

 北越高のキャプテンを務めるMF加藤雅久は、「素直な心境は表舞台で活躍できるチャンスが1つ失われたことは残念だけど、選手権に思いをぶつけられると思っています。本音を言えば戦いたかったし、その気持ちは隠せないけど、僕は受け入れるしかないと思っていますし、ここで折れたらいけないと思っています」と必死で前に進もうとしている。

「最初のうちはやっぱりショックを隠せなかった選手もいましたが、その後の3年生のオンライントレーニングにもしっかりと取り組んでいるし、コンディション管理の報告もしっかりしてくるので、次に向けて頑張ろうとしてくれている。そこはもう僕ら大人が彼らのために頑張るしかない」(荒瀬監督)
 
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