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バルサに蔓延する“ウイルス”――メッシの声明でフロントとの溝はもはや修復不能に…【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2020年04月05日

カンプ・ノウでいつ空中分解が起きてもおかしくない

 バルトメウが2015年夏に会長再選を果たしたのは、その直前のシーズンに最強トリデンテ「MSN」の破壊力を前面に押し出してCLも含めてトリプレーテ(3冠)を達成した選手たちの功績によるもので、今なおそのことに負い目を感じている節がある。だから対立が起きても、自らに勝ち目がないことを悟っており、常にメッシの言葉に一喜一憂する状況となっている。

 今回のメッシの声明は未曽有の危機に対して一致団結して立ち向かっていこうというポジティブなメッセージだ。だからといって選手間で意見を取りまとめてゴーサインを出すまでここまで時間を要したことの説明にはならない。その一方で、今回の交渉でバルトメウをはじめとするフロントが、またしてもリーダーシップの欠如を露呈したことも紛れもない事実だ。

 もはや両者の不信感は、修復の見込みがないほどの深みにはまっている。クラブは「エスパイ・バルサ」というスタジアムの改修も含めた大型再開発プロジェクトを掲げ、来夏には会長選挙を控えている。今回のコロナウィルスに端を発した一連の騒動が示したのは、カンプ・ノウでいつ空中分解が起きてもおかしくはないという危うい現実である。

文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
 
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