開幕戦を見る限り、ACL出場組の先が思いやられるよ
リーグ開幕戦より、ひと足先に開幕したACL(アジア・チャンピオンズリーグ)では、日本勢が軒並み好スタートを切っているね。なかでもマリノスは、韓国王者の全北現代に勝利し、オーストラリアのシドニーFCにも4-0と快勝を収めた。日本のリーグ戦王者として、堂々たる戦いを見せている。
その他を見ると、FC東京は韓国の蔚山現代と敵地で1-1として、ホームでは豪州王者に終盤の得点で1-0と勝利して粘り強い戦いを見せた。一方ヴィッセルは初戦こそマレーシア王者に5-1と圧勝したものの、2戦目は韓国の水原とのアウェー戦で苦戦。ほとんどチャンスらしいチャンスはなかったけど、終盤のワンチャンスを活かしてなんとか勝利につなげた。コロナウイルスの感染拡大の影響でしばらく間隔が空くのがもったいないけど、ここまでは良い流れで来ている。
その他を見ると、FC東京は韓国の蔚山現代と敵地で1-1として、ホームでは豪州王者に終盤の得点で1-0と勝利して粘り強い戦いを見せた。一方ヴィッセルは初戦こそマレーシア王者に5-1と圧勝したものの、2戦目は韓国の水原とのアウェー戦で苦戦。ほとんどチャンスらしいチャンスはなかったけど、終盤のワンチャンスを活かしてなんとか勝利につなげた。コロナウイルスの感染拡大の影響でしばらく間隔が空くのがもったいないけど、ここまでは良い流れで来ている。
ただ、その一方でやはりACL参加チームは、国内のリーグ戦を戦う上で少なくない影響が出てしまう。現にマリノスは開幕戦を落としているし、ヴィッセルも昇格組の横浜FCに先制されて、なんとかドローに持ち込むといった内容だ。FC東京にしても、後半はブラジル人トリオの爆発で逆転勝ちしたけど、前半から後半の立ち上がりにかけてはエスパルスにゲームを支配される展開だったからね。開幕戦からこうした状態では先が思いやられるよ。
リーグ戦とACLを両立して戦うのが難しいのは、以前から言われていることで、決して真新しい問題じゃない。Jリーグも日程の移動やチャーター機の提供などでいろいろ支援してきたのは分かるけど、レッズの昨シーズン終盤の連戦の状況などを見ると、もっと何かできるんじゃないのかとは思う。それと同時に、クラブにもリーグとACLの両方で強さを発揮できるような逞しさを見せてほしいね。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部