【セルジオ越後】1点も獲ってないイニエスタがなんで主役扱い? ヴィッセルを判断するのは次の日韓対決だ

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年02月13日

ヴィッセルに期待できるかどうかは次の水原三星戦を見てからだ

ハットトリックの活躍で神戸を勝利に導いた小川。写真:徳原隆元

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 ACLのグループステージが開幕したね。日本勢は、FC東京がアウェーで蔚山現代(韓国)と1-1のドロー。マリノスは全北現代(韓国)に敵地で2-1と勝利を収め、ヴィッセルもホームでマレーシア王者のジョホールに5-1と快勝している。

 いずれも悪くないスタートだよ。マリノスはACL優勝経験もある韓国王者から、敵地で3ポイントを獲得した。FC東京は終盤の失点で勝点2を失ったのは残念だったけれど、敵地で引き分けという結果なら御の字。むしろ、相手を見れば5ゴールを奪って大勝したヴィッセルよりも価値のある1ポイントと言えるんじゃないかな。

 そのヴィッセルは、これが初参戦となるACLでいきなり大量得点での圧勝。ただし、さっきも言った通り、相手のレベルを見れば韓国や中国、オーストラリアのチームに比べたら数段落ちるチーム。手放しで称えることはできないよ。

 しかも多くのメディアでは、イニエスタがこの試合の主役のように扱っているけど、ハットトリックを達成して最も勝利に貢献したのは小川だよ。点を獲った人よりもパスした人の方が偉いの? 1点も獲っていない選手が、3点獲った選手より評価されたり、称えられたりするのは、いかにも日本的だ。ブランドしか見ていない。

 もちろん、イニエスタが別格の技術を持っているのは分かるけど、大袈裟に持ち上げれば持ち上げるほど、そんなに日本のサッカー界ってニュースがないのかなって。まあ、U-23アジア選手権ではグループリーグで負けて、E-1でも韓国に負けて、欧州組からもパッとしたニュースが聞かれない。このACLではアントラーズもプレーオフで負けてしまった……。

 暗いニュースが先行しがちな日本サッカー界で、スター選手を前に出して少しでも明るい話題を提供しようというのも分かるけど、メディアによって作り上げられたニュースはいったん崩れると、そのメディア自身から引いていくのも早いからね。

 とにかく、ヴィッセルが本当に期待できそうなチームなのかどうか判断するのは、日韓対決となる次のアウェー水原三星(韓国)戦まで待ってみてもいいんじゃないかな?

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