「戦えて良かったよ」「日本一の思いは任せたぞ」青森山田と戦うことを選んだ先輩と、連覇へ向け邁進する後輩の物語

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2020年01月06日

サッカーを辞めるつもりでいた西澤だったが…

高校でサッカーを辞めるつもりだったという西澤だが、「一度冷静になって考えたい」と心境にも変化があったようだ。写真:早草紀子

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 試合を終えて、ふたりは互いの健闘をこう称え合った。

「優大は身長がめちゃくちゃ大きくなっていて、もともと中盤の選手なのでうまさもありましたし、ヘッドの高さもあって、いいCBだなと思いました」(西澤)

「異なる環境でサッカーに打ち込んで、お互いが頑張ってきた結果、こうして戦えたことが嬉しかった。リベロ津軽の仲間からも『この対決は楽しみ』と連絡が来ていたので、関係者の人たちは嬉しく思ってくれていると思いますし、2人揃って恩返しができて良かったと思っています」(藤原)

 これで西澤の高校サッカーは終わり、東京経済大に進学するが、「昌平に来ることで親に経済面で負担をかけていたので」と、サッカー自体も辞めるつもりでいた。しかし、「今、正直言うと迷っています。負けて悔しいし、負けたまま終わりたくないなと思って、どういう形でサッカーを続けるか分かりませんが、一度冷静になって考えたいと思います」と話し、続ける選択肢も出てきた。それほど、この試合は西澤にとって大きなものだった。

 藤原はまだ2年生。2連覇に向けて邁進すると共に、来年はキャプテン候補とされており、将来を嘱望される存在だ。それだけにこれから先、西澤がサッカーを続けることになれば、藤原との再戦もあるかもしれない。

 両者の熱い戦いが紡ぎ出したのは、そうした未来へと繋がる可能性でもあった。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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